カルチャー [官能小説レビュー] カルボナーラを食しながらセックスに耽る――『淫食』の性愛描写がいやらしい理由 食事とセックスは非常によく似ている。目で楽しみ、口の中に含み、舌で味わい、咀嚼する。出会いからセックスに至るまでの流れと同じようだ。女も、セッ... 官能小説レビュー 2015/04/27 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 上司の妻との濃厚なセックスシーンが描かれる『愛される資格』が“官能小説ではない”理由 男はよく男同士の関係性を築くために女を利用することがある。ひと昔前だと「家庭を持つ」ということは、男にとって社会的地位を安定させるための重要な... 官能小説レビュー 2015/04/13 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 石田衣良『いれない』が教えてくれる、挿入のないセックスが男女を強く結びつける理由 挿入することだけがセックスではない。それ以外にも、快楽を得る方法は無数にあるし、挿入での快楽にこだわりすぎると、体位などに気を取られたりして、... 官能小説レビュー 2015/03/30 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 花房観音が描く、女の血に塗れた祈り――『神さま、お願い』に官能の匂いを感じる理由 女の欲望は底知れない。有名パワースポットに群がり、一心に手を合わせている女たちを見ていると、「この地は彼女たちの欲を全て受け止めているのか」と... 官能小説レビュー 2015/03/22 21:00
カルチャー [官能小説レビュー] 昔の女を忘れない男は面倒くさい!? 男目線のファンタジー『初恋ふたたび』が女に与える救い 巷ではよく、男女の恋愛観の違いを、“PCファイル”に喩えることがある。女は別れた男との思い出を上書き保存するけれど、男は全ての思い出をフォルダ... 官能小説レビュー初恋ふたたび末廣圭 2015/03/02 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 1億部突破の官能小説『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』に見る、選ばれる女からの卒業 女ならば、一度はシンデレラストーリーにあこがれたことがあるのではないか。しかし不況の出口が見えない今のご時世、イケメンで金持ちの王子様に見初め... 官能小説レビューフィフティ・シェイズ・オブ・グレイ 2015/02/16 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 腐りゆくケーキが表す死――性描写のない『寡黙な死骸 みだらな弔い』が官能をくすぐるワケ 小説に“官能”を求めると、どうしてもセックス描写が最初に思い浮かぶけれど、実はセックスや裸以外にもそれを感じることが多々ある。 官能小説レビュー寡黙な死骸 みだらな弔い小川洋子 2015/02/02 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] かつての先生への淡い恋心が“タブー”を生む! 高校教師の愛欲を知る『ももいろ女教師』 思春期の頃、一番身近に接していた年上の男性は“先生”だった。今思えば、それほど年が離れてはいなかったのだが、スーツを身にまとい教壇に立っている... 官能小説レビューももいろ女教師 真夜中の抜き打ちレッスン 2015/01/19 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 童貞青年と見守る女の霊……青春の歯がゆさあふれる官能小説『ずっと、触ってほしかった』 女が一番嫌がる男は、“童貞”なのかもしれない。初めてならば、ある程度勝手を知っている男にリードしてほしいし、セックスについていろいろ教えてもら... 庵乃音人官能小説レビューずっと、触ってほしかった 2015/01/05 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 『Red』が描く、不倫愛に陥ったセックスレス妻――彼女に感じる“愛おしさ”の正体とは? 女は年を重ねるたびに、自分の欲望を開放することが難しくなってくる。そのきっかけになるのが出産だ。かつては街を歩けば楽しみばかり転がっていたはず... 官能小説レビューRed島本理生 2014/12/15 20:15
カルチャー [官能小説レビュー] “親からの愛情の欠乏”が女を風俗への道に進ませる? 風俗嬢の自叙伝に見る叫び AV女優をはじめとしたセックスを生業にする女性の中には、“愛情に飢えている”人がいるように感じる。例えば筆者の知人のAV出演経験者は、幼い頃か... 菜摘ひかる風俗嬢菜摘ひかるの性的冒険 2014/12/01 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 『堕落男』が考えさせる、「男にとって“過去にセックスした女”とは何者なのか?」 セックスとは、そもそも人と人をつなぐ行為だと思う。しかし今の世の中、男女ともにその瞬間の性欲をぶつけ合いたいだけだったり、セックスの延長線上に... 官能小説レビュー草凪優堕落男 2014/11/17 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 「最もわかり合える存在」夫婦の欺瞞を暴く、男女4人のW不倫官能作品『花酔ひ』 若い知人の結婚報告を聞いていると、ハラハラすることがたびたびある。なぜなら、「結婚」というイベントに参加するような感覚でいるから。ブライダル雑... 官能小説レビュー花酔ひ村山由佳 2014/11/05 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 『淫ら上司』に見る、スポーツクラブが男にも女にも“エロティック空間”なワケ スポーツクラブという場所は、よくよく考えると、実にエロティックな空間である。老若男女が薄いウェアに身を包み、同じ空間で一心不乱に汗を流す。当然... 官能小説レビュー淫ら上司 スポーツクラブは汗まみれ 2014/10/20 21:00
カルチャー [官能小説レビュー] 100年たっても愛される情念の歌集、与謝野晶子『みだれ髪』を官能作品として読む 今の時代は、誰しもある程度自由に恋愛をすることができるし、そのことを自ら発言することもできる。例えば、世間的に批判される不倫という恋を選んだと... 与謝野晶子みだれ髪官能小説レビュー 2014/10/08 21:00
カルチャー [官能小説レビュー] 処女喪失をめぐる「抜け駆け禁止」――『蝶々の纏足』が描く、女子の複雑な人間関係 セックスに対して性欲が先行しがちの男と違って、女は好奇心が先行する場合が多い。その違いは、思春期の頃に顕著に出る。エロ本やAVで女の裸を見てス... 山田詠美官能小説レビュー蝶々の纏足 2014/09/22 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 女の『楽園』とは? 40歳前後の女が、あらためてセックスに翻弄される理由 初めてセックスをした頃は、セックスというものは若い女だけが行う行為だと思いがちである。男に“悦んでもらう行為”こそがセックスだと思い込み、であ... 官能小説レビュー花房観音楽園 2014/09/08 19:30
カルチャー [官能小説レビュー] 男にとってEDは死活問題なのか? 渡辺淳一の自伝的小説に感じる“勃たない男”の滑稽さ セックスにおいて“受け入れる側”である女は、相手と気持ちさえあれば、生涯セックスを楽しむことができる。しかし男はそういうわけにもいかない。加齢... 官能小説レビュー渡辺淳一愛ふたたび 2014/08/25 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 女の劣等感にひるまない男は理想的? 『エスプリは艶色』に見る、女のセックスの本懐 どんなコミュニティの中にも、たいてい1人は存在する“マドンナ”的女性。見た目の美しさはもちろん、いつも笑顔で常に前向き、ネガティブな印象を一切... 官能小説レビューエスプリは艶色新藤朝陽 2014/08/11 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] セックスで育てる女は“母”と重なる? 『そして二人は性の奴隷に』に読む、男の哀しさ 生まれてから、誰よりも近くで自分を育ててくれている母を「一番愛しい女」という男は少なくない。まるで絶対崇拝のように母を語る男を見ると、「どんな... 官能小説レビューそして二人は性の奴隷に草凪優 2014/07/28 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 赤線地帯の女を描く『ある脱出』、娼婦の“性”への葛藤が心を掴んでしまう理由 皆さんは「赤線地帯」というものをご存じだろうか? 赤線は、1958年以前に公認で売春が行われていた地域の俗称である。有名なところでは、東京の吉... 官能小説レビュー娼婦小説集成ある脱出吉行淳之介 2014/07/14 21:15
カルチャー [官能小説レビュー] 美人妻が「セックスしたい」と大暴走――『次々と、性懲りもなく』の描く欲深き女の魅力 美人の欲は、底なしだと思う。生まれながらの美貌は、幼い頃から彼女たちに特別感を与える。筆者が幼稚園児だった頃、同じ園に通っていた幼児モデルをし... 次々と、性懲りもなく官能小説レビュー菅野温子 2014/06/30 19:00