カルチャー [官能小説レビュー] 家庭内セックスは惰性なのか? 家族だからこその生々しい性愛を描いた『愛妻日記』 どんなに激しく愛しあった恋人も、入籍して結婚をすれば“家族”になる。同じ家へ帰り、同じ食事を食べ、共に眠る生活――そこには、かつて恋人同士とし... 官能小説レビュー愛妻日記 2013/07/15 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 『春を売る』から読み解く、男たちが求める“素人”っぽさの正体 官能小説でたびたび目にする売春モノ。“春を売る”女性は「美しく清楚な女性」であるのが、官能小説では定番だ。普通女は、「金を出して身体を買っても... 禁書<色>春を売る官能小説レビュー 2013/07/01 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 都会暮らしの匿名性が快楽を加速させる、“隣人”の欲情ドラマ『となりの果実』 都会に住む人たちは、一体どれだけ隣人のことを知っているだろう? うっすらと顔形が判別できればいい方、ほとんどが「隣は何をする人ぞ」ではないだろ... 官能小説レビュー黒沢美貴となりの果実 2013/06/18 19:30
カルチャー [官能小説レビュー] ヤリマンと女友達の不思議な関係性を優しく掬う――短編集『からまる』 人と人は、複雑にからまり合いながら関係している。誰かと強くつながりたい、深く関わりたいと欲望を抱きつつも、そうなれるのはほんの数人。心と心がつ... 千早茜からまる官能小説レビュー 2013/06/03 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 『透光の樹』が描く老いらくのセックス、無言の愛を“耳で聞く”という快感 ただ欲望に身を預けて互いをむさぼることこそが「セックス」である――若い人はそう信じて疑わないだろう。セックスという行為を、初潮や声変わりなどの... 官能小説レビュー透光の樹高樹のぶ子 2013/05/20 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 痴漢ごっこに励む男女に「トゥエンティー・ミニッツ」が見出した理想のカップル像 時々「男と女は、セックスなんてなくたって、愛があれば続くもの……」という男女観を語る人がいる。しかし、それは建前で、やはり男女にとっての “セ... 官能小説レビュー10分間の官能小説集トゥエンティー・ミニッツ勝目梓 2013/04/29 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 崩壊する家庭で、兄との近親相姦――『悲恋』が描くタブーに踏み込む女の心理 順風満帆な恋よりも、痛みを伴う恋の方がより燃え上がる。だからこそ今も昔も不倫にハマる男女がいるのだと思う。不倫以外にも、自分をどん底まで貶める... 官能小説レビュー悲恋松崎詩織 2013/04/15 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] ラブホテルという非日常で育った女の“節目”を描いた『ホテルローヤル』 「ラブホテル」という場所がある。それがどういう場所なのか知らなかった子どもの頃は、おもちゃのような原色のお城を指差して、「あのお城、なあに?」... 桜木紫乃官能小説レビューホテルローヤルラブホテル 2013/03/18 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 発端は教授のセックステープ――京女たちのセックスの表裏を描いた『女の庭』 女の欲望は、男の欲望とはまったく違うものである。セックスの時、男が女に欲しているものは快楽のみ。その裏に潜むものなど目もくれずに、ただひたすら... 官能小説レビュー女の庭花房観音 2013/03/04 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 女を「神格化」する男との、25年ものすれ違いを描いた『サヨナライツカ』 男は、強く愛した女を神格化することがある。それが叶わない恋ならばなおさらで、まるで女を「女神」のように崇めてしまうのだ。けれど、どれだけ神格化... 辻仁成官能小説レビューサヨナライツカ 2013/02/11 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 旅の醍醐味は男と女の恋愛にも通ずる、ご当地エロス小説『美女紀行』 人は相手を見る時、なぜその背景にある「土地」に魅せられるのだろう? 函館、博多……訪れたことのない地名を聞くと心が浮き足立ち、故郷や、両親・祖... 美女紀行霧原一輝葉月奏太官能小説レビューとみさわ千夏川奈まり子柚木郁人橘真児睦月影郎 2013/01/28 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 大人の女は童貞の夢を打ち砕く? 成長譚としての官能小説『彼女はいいなり』 童貞喪失は早い方がカッコいい。思春期の性として、女性の処女喪失よりも、男性の童貞喪失の方が、より死活問題に関わる。もっと言うと、かっこいいより... 官能小説レビュー彼女はいいなり 2013/01/14 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 就職難がテーマに!? 官能小説的就職活動は、身体を張ってナンボ 官能小説を読んだことのない人が、「官能小説」と聞いて、パッと思い浮かぶシチュエーションは、だいたい決まっていると思う。人妻モノ、痴漢モノ、SM... 官能小説レビュー 2012/12/24 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 男に選ばれることに疲弊した女へ、元AV女優が送る『人妻、洗います。』 女は男に選ばれるもの――果たしてそうだろうか? 男が好みそうな服をまとい、髪の毛は柔らかに巻いて、清楚さを際立たせ、無言で男を誘う……そん... 官能小説レビュー 2012/12/10 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] セックスレスという劣等感で主婦が結束、その狂気に浮かび上がる女の性 今回の官能小説レビューは、“番外編”。いつもとは180度趣を変えて、セックス“レス”について語ろうと思う。 最近のあらゆるメディアを見聞き... 官能小説レビュー 2012/11/26 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 2番目の男の体で初体験を実感する、10代処女喪失のリアリティ 産まれて初めてのセックスが記憶に残っている女性は少ないのではないだろうか? そもそもオンナは、処女喪失の速さを、同級生と競い合っていたよう... 官能小説レビュー 2012/11/12 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 「真面目な子」と「いやらしい子」他人の目に翻弄された少女2人を描く『誦文日和』 地元って、何て窮屈な場所だったのだろう。やれ「どこの家の娘が結婚した」だとか「誰々がどこの大学に合格した」とか。閉鎖的な空間を共有しあいながら... 官能小説レビュー 2012/10/29 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 『ミルキー』が描く、乳首を吸われて感じる“女”の私、乳を出す“母”の私 女の人生の中で、最も美しく輝くのは出産直後だと言われている。確かに妊娠、出産を経験した女性の持つ“神秘性”に誰もが陶酔し、またその女性自身も、... 官能小説レビュー 2012/10/15 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 幸せにはなりえない“不倫”という恋愛に『浪漫的恋愛』が見出した微かな光 携帯電話とインターネットの普及により、ひと昔前とは比べものにならないほど、不倫人口が増えているという。出会い系サイトを駆使して、確実に夫が不在... 官能小説レビュー 2012/10/01 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 「結婚すれば、出産すれば……」リセット願望に現実を突きつける『愛されすぎた女』 オンナにとって一番の過渡期は、30歳だと思う。“若いオンナ”という値札をぶらさげているだけで、周囲が高値を付けてくれた20代は終わり、自分その... 官能小説レビュー 2012/09/17 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 悲しみも怒りも自身で解放する、現代女性の“自立”を描く『自縄自縛の私』 コミュニケーションツールで満たされている昨今。時間の隙間を埋めるように、せっせとメールを送り、Twitterでつぶやき、誰かと関係を持っている... 2012/08/20 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 奔放な性の物語で、“不自由の中の自由”を浮き彫りにした『ダブル・ファンタジー』 女にとって幸せな人生とは、いかに快適で平和な巣作りができるかに尽きるのではないだろうか。巣作りの第一ステップは、もちろん結婚。それまでの生活を... 2012/08/06 19:00