サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」芸能界「女帝」の条件 コラム “噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第610回】 上沼恵美子と和田アキコの確執・和解ネタに見る、芸能界「女帝」の条件 2022/07/19 21:00 神林広恵(ライター) 女性週刊誌ぶった斬り! 安倍政権と山上徹也容疑者との関連 例えば山上容疑者が海上自衛隊を辞め、職を転々としていた頃について「セブン」ではこう記している。 「その頃、’06年に第1次安倍内閣が発足。安倍氏は体調不良のためわずか1年で辞任するが、’12年の衆院選で自公が勝利し、第2次安倍内閣が発足すると、それから7年8か月、歴代最長となる政権が続いた。安倍政権の経済政策『アベノミクス』は結果として、正規雇用と非正規雇用、富裕層と貧困層などの格差を拡大させていく」 「真面目で勉強もでき、成績優秀だった容疑者が、大学へ通えず、非正規雇用にあえいだ」 安倍政権、アベノミクスは格差を広げ、かつセーフティーネットも脆弱で機能しない。そして同時期、母親の宗教によって困窮し、人生を狂わせられた男性は、誰に相談もできず、自殺願望を持ち、さらに狂気の犯行に走った。それを指摘した「セブン」。こうした社会的背景と事件との関連についても、今後より深く検証されるべきだ。 そんな「女性セブン」で興味深い特集記事が。高齢化が進み、同時に“おひとりさま高齢者”も増加する現在、『おひとりさまの老後』(文春文庫)の著書もある、社会学者の上野千鶴子東京大学名誉教授がドヤ街・山谷の現地取材を行った。 そこから山谷は医療や介護の事業者、ボランティア団体が多く集まり、独自のケアシステムが構築されている場所であり、“ひとりでも安心できる老後生活”を実現している場所だということが浮かび上がる。このレポートを企画し、上野教授に同行した介護ジャーナリスト・末並俊司氏の著書『マイホーム山谷』(小学館)と共に、ぜひ読んでほしい特集記事だ。 前のページ1234 神林広恵(ライター) 伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」(噂の真相)の元デスク。著書に『噂の女』(幻冬舎)、共著に"『日本を脅かす! 原発の深い闇』、『木嶋佳苗 法廷証言』(共に宝島SUGOI文庫)などがある。 記事一覧 最終更新:2022/07/19 21:05 楽天 Yahoo マイホーム山谷 上野ちづちゃんもある意味、女帝? 関連記事 広瀬すずは“超やり手で魔性の女”? 「女性セブン」が報じた驚きの新事実宮内庁の「皇族軽視」は小室夫妻のせい!? バッシングのために都合よく解釈する「女性自身」黒柳徹子とさだまさし、桑田佳祐と長渕剛、共演NGネタを報じ続ける女性週刊誌の窮状松田聖子とユーミンが確執31年!? 不仲・共演NGネタが繰り返される残念な理由1990年代のお騒がせタレント「マリアン」、超金持ち元夫との仰天生活! 懐かし芸能人のスクープが意味すること 次の記事 キンキ・光一、ファンの“歓声”に苦言 >