サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」桑田佳祐と長渕剛、共演NGの現在 コラム “噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第607回】 黒柳徹子とさだまさし、桑田佳祐と長渕剛、共演NGネタを報じ続ける女性週刊誌の窮状 2022/06/28 21:00 神林広恵(ライター) 女性週刊誌ぶった斬り! 下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る! 「女性セブン」7月7・14日号(小学館) 早い猛暑に早い夏のネタ枯れか。週刊誌業界ではお盆前後が“夏のネタ枯れ”期間などと言われてきたが、今週の女性週刊誌を見ると、すでにネタ枯れ状況のようで。ろくなネタがない! ということで――。 第607回(6/23〜6/28発売号より) 1位「黒柳徹子『さだまさしも有吉弘行も』次々共演NGの“生前整理”」(「女性セブン」7月7・14日号) 2位「桑田佳祐と長渕剛 犬猿すぎるロックスターの結末」(「女性セブン」7月7・14日号) 3位「藤井フミヤ 深愛の妻と手つなぎルール」(「女性自身」7月12日号) 冒頭、言い訳のようになっているが先週、先々週と続き、またしても芸能界犬猿の仲&共演NGネタをお届けすることをお許しいただきたい。でも、仕方ない。しつこくこのネタを繰り広げる女性週刊誌、そして今週、ほかにめぼしいネタがほとんどなかったから。 思えば、この一連の流れをつくったのは「女性セブン」(6月23日号)だった。「石田ゆり子と米倉涼子『共演NG』15年因縁の決着は『安住紳一郎』」と題し、石田と米倉双方がかつて俳優の岡本健一と付き合っていたという“恋人かぶり”などが理由で、共演NGだと報じたのだ。しかし報道後、石田ゆり子が速攻で報道を否定。 しかし、そんなことがあった直後、今度は「女性自身」(7月5日号)が松田聖子とユーミンの蜜月とその後の確執、そして和解を報じた。記事には、18歳だったユーミンのデビューに関与し、売り出しキャッチコピー「新感覚派ミュージック」を手がけた音楽評論家で尚美学園大学副学長の富澤一誠氏の「喧嘩別れなどではないと私は思います」との否定コメントがあったが、「自身」はそれを無視したような記事作り。 芸能マスコミにとってこうした不仲・共演NGネタは“ネタ切れ”のときに便利な風物詩だと先週も指摘したが、またしても今週「セブン」が不仲・共演NGネタをぶち上げた。かなり大物芸能人たちを登場させ、しかも芸能特集トップ記事で。そして2本立てという複数攻撃だ。石田ゆり子に速攻で否定され、批判されたことがよっぽど悔しかったのか、意地になっているのか!? とも思える力の入れよう。 まずは黒柳徹子とさだまさし。大物である。『徹子の部屋』(テレビ朝日系)の常連で徹子の“盟友”とまで言われてきたさだ。しかし、ここ5年以上共演がないという。そこで「セブン」は検証した。最後の共演『徹子の部屋』の2016年12月5日のオンエアを。 次のページ 波紋を呼んだ「さだまさしの発言」 123次のページ 楽天 Yahoo セブンネット 窓ぎわのトットちゃん 関連記事 松田聖子とユーミンが確執31年!? 不仲・共演NGネタが繰り返される残念な理由1990年代のお騒がせタレント「マリアン」、超金持ち元夫との仰天生活! 懐かし芸能人のスクープが意味することいしだ壱成の“ツインソウル”“多重人格”“入院”……女性週刊誌全誌が注目する前途多難な人生いしだ壱成、父・純一も巻き込む新たなトラブル! 元マネジャーとの関係に見る深刻な事態朝ドラヒロイン・黒島結菜が“東京の兄”と慕う、「不倫転落俳優」の現在とは