サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」芸能界「女帝」の条件 コラム “噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第610回】 上沼恵美子と和田アキコの確執・和解ネタに見る、芸能界「女帝」の条件 2022/07/19 21:00 神林広恵(ライター) 女性週刊誌ぶった斬り! 下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る! 東の女帝、ワッコ(C)サイゾーウーマン 今週は「女性自身」と「週刊女性」の2誌が合併号休み。よって「女性セブン」1誌でのランキングだ。それにしても女性週刊誌(一般週刊誌もだが)合併号が年々増えているような。紙媒体、オールドメディアの衰退に経費削減のための合併号乱発――。これもご時世か。 第610回(7/14〜7/19発売号より) 1位「和田アキ子 上沼恵美子『陰湿いじめ騒動』から28年目の清算」(「女性セブン」7月28日号) 参照「上沼恵美子 『望むところや!』和田アキ子と女帝対決」(「女性自身」7月19日号) 2位「凶弾男『統一教会の母の破産』『兄が自殺』の暗闘」(「女性セブン」7月28日号) 3位「『おひとりさま』時代を先取りした地域 ドヤ街・山谷の“理想の介護”を上野千鶴子さんと見に行く」(「女性セブン」7月28日号) す、すみません。またしても大物芸能人の不仲、共演NGネタです。女性週刊誌2誌が合併号休みなもので(苦笑)。そして今週、「女性セブン」が取り上げたのが、上沼恵美子と和田アキコの確執&和解ネタだ。うん? これって2週間前の「女性自身」がすでに取り上げていたネタでは? しかも、なぜか先行発売の「女性自身」のほうが情報が充実しているのが不思議だ。 そもそも2誌がこのネタを取り上げた理由は、和田と上沼が7月21日と28日に放送予定のNHK街ブラバラエティ『アッコと恵美子』で共演が実現することだ。長年犬猿の仲とされてきた2人が共演する。スワッ! これは大事件だ! ってな具合である。 でもって2誌ともに、その歴史をひもといていくのだが、まず2人の不仲のきっかけが1994年の『NHK紅白歌合戦』にあった(この際、和田が上沼を無視したり上から目線の悪態をついた)というのは2誌とも共通。 しかし「自身」では、それ以外にもいくつも恐怖のエピソードを紹介する。例えば片岡愛之助が結婚後に電話番号を変えたが、それを和田に知らせなかった。そのことに和田は激怒したが、それを聞いた上沼は「アッコさんには絶対に教えなあかんのですか?」と逆に噛みついた。 さらに上沼は、かつて和田にちりめん山椒を作ってあげたことがあったが、和田からは山椒が多くて辛いと文句を言われたらしい。これに対し上沼は「人に物もろて言う言葉か?」「私、そんな教育受けてなかった」と一刀両断した――いずれにしても怖〜いお話ばかり。 しかし後発記事を掲載した「セブン」には、「自身」以上の恐怖のネタはない。それどころか、2人の“仲直り共演”は今回が初めてではなく、2年前の歌番組『わが心の大阪メロディー』(NHK)だったと明かしている。そしてその際、2人が楽屋で話をしていて、それを見たプロデューサーが今回の企画を打診し、実現したとも。 次のページ 「女性セブン」がクローズアップしたかったもの 1234次のページ 楽天 Yahoo マイホーム山谷 関連記事 広瀬すずは“超やり手で魔性の女”? 「女性セブン」が報じた驚きの新事実宮内庁の「皇族軽視」は小室夫妻のせい!? バッシングのために都合よく解釈する「女性自身」黒柳徹子とさだまさし、桑田佳祐と長渕剛、共演NGネタを報じ続ける女性週刊誌の窮状松田聖子とユーミンが確執31年!? 不仲・共演NGネタが繰り返される残念な理由1990年代のお騒がせタレント「マリアン」、超金持ち元夫との仰天生活! 懐かし芸能人のスクープが意味すること