サイゾーウーマンコラム仁科友里「女のための有名人深読み週報」木村一家が「いい家族」になりきれないワケ コラム 仁科友里の「女のための有名人深読み週報」 木村拓哉&工藤静香一家は「いい家族」になりきれていない!? Koki,と比較して見えた、Cocomiの「要領の悪さ」 2021/05/14 12:30 仁科友里(ライター) 女のための有名人深読み週報 不倫発覚し「憧れの一家」でなくなった中村芝翫・三田寛子夫妻 しかし、三田は流産を経験したものの、その後に3人の男の子を出産して、歌舞伎俳優の嫁としてのお役目を立派に果たした。2016年10月には、夫と息子3人が襲名を果たすことになるが、この一家4人同時襲名というのは、史上初の偉業らしい。『奔走!三田寛子400日~中村芝翫襲名~』(BSフジ、16年10月16日放送)を見たところ、三田はとにかく忙しく、分刻みのスケジュールをこなしながら、朝から何も食べずに「家のために」走り回っている。家族もその気持ちに応え、子どもたちは三田の50歳の誕生会を開いてくれた。 世間受けしそうな“いい話”で、まさに「憧れの一家」と言えるが、襲名直前の16年9月に、芝翫は京都の芸妓との不倫を「週刊文春」(文藝春秋)に撮られている。会見を開くも、しどろもどろで「不徳の致すところ」を繰り返す夫に比べ、三田は「ここからが彼の男として、人としての見せどころとなっていく」と毅然とコメントして称賛を浴びた。これで終われば世間サマは忘れてくれたのだろうが、今年の1月に芝翫は再び「文春」に不倫を撮られてしまう。「いい家族」というイメージとのギャップがあるだけに、世間に「実は夫婦不仲なのでは? 仮面夫婦なのでは?」と思われかねない。 さらに元芸妓と交際中と言われていた長男・橋之助が、21年4月22日号「女性セブン」(小学館)に乃木坂46の元メンバー・能條愛未と手つなぎ&お泊まりを報じられた。独身なので恋愛は自由だが、芸妓と交際が継続中なら二股になる。「彼女と別れたのか?」という記者の質問に対して、橋之助は「プライベートなことなので」と歯切れが悪い。父親の不倫報道があっただけに、「父親の女癖の悪さが息子に遺伝した」と見る人もいるだろう。 弱り目に祟り目というべきか、同誌では父親・芝翫が舞台後にコンビニでカップラーメンやカレーをテイクアウトしていたとも報じている。体調が悪くて食事を作れないことだってあるだろうから、家事放棄とは少々大げさだが、不倫が度重なれば、こういう記事も書かれやすくなってしまう。こうして芝翫と三田夫妻の一家も、すっかり「憧れの一家」ではなくなってしまったのではないか。 次のページ 木村拓哉&工藤静香一家が「いい家族」になりきれない理由 前のページ1234次のページ 楽天 Shizuka Kudo 20th Anniversary the Best 関連記事 石田純一は、なぜ芸能界から消えないのか? 新型コロナ感染騒動に見る「自分が悪いと絶対に思わない才能」ローラは、なぜ天真爛漫キャラなのに「暗い」のか? 『徹子の部屋』で明かした“家族の話”に違和感3時のヒロインが容姿ネタを封印しても、差別はなくならない……「オジサンはなぜ外見をイジられないのか」問題にメスを入れるべき理由 小室圭氏は国民の望むものがわかっていない。「切実に名誉の問題」と語る“小室ブリーフ2021”に思うこと中田敦彦より、藤森慎吾のほうが「生き残る」と思うワケ……オリエンタルラジオの「地味なほう」を考える