サイゾーウーマンコラム仁科友里「女のための有名人深読み週報」木村一家が「いい家族」になりきれないワケ コラム 仁科友里の「女のための有名人深読み週報」 木村拓哉&工藤静香一家は「いい家族」になりきれていない!? Koki,と比較して見えた、Cocomiの「要領の悪さ」 2021/05/14 12:30 仁科友里(ライター) 女のための有名人深読み週報 木村拓哉&工藤静香一家が「いい家族」になりきれない理由 そもそも、他人の家庭の中なんて見えないし、 「理想の家族」自体が虚像だと思う。しかし、血のつながりを重んじる日本において「いい家族」であることは、特に芸能界ではビジネスチャンスを意味するのかもしれない。 そういった意味で、今、最も「いい家族」に近いのは、木村拓哉一家ではないだろうか。父は木村拓哉、母は工藤静香、長女のCocomi、次女のKoki,もモデルとして活動する芸能一家だ。一家は家族のイベントを積極的にSNSにアップする。工藤の誕生日に、木村は「happy birthday!」の言葉を添えて、赤いバラの画像を投稿した。木村のファンにとってはなかなか衝撃的な画像ではないかと思うが、彼も壮年となった今、よき父、よき夫、よきファミリーという路線で若い層のファンを取り込もうとしているのかもしれない。 そんな中、ちょっと気になるのが、長女のCocomiである。次女のKoki,よりデビューが遅かったせいもあるが、「いい家族」を演出できていないところがあるのだ。 例えばKoki,は『BVLGARI AVRORA AWARDS 2018』の授賞式で、工藤について「お母さんはいつも私のことをサポートしてくれて、自分より私のことを先に考えてくれて大好きです」、好きな食べ物については「ママの手料理」と“全部アゲ”して答えている。それに応えるように、工藤のインスタを見ていると“Koki,アゲ”が結構目立つ。工藤の料理はなかなかインパクトのある見た目をしているが、「次女が完全に私のレシピをマスターして、ケーキを自分でアレンジするようになりました」「仕事の現場の入り時間を間違え、車内朝食 次女よ、ありがとう」などと、Koki,について触れているほうが多い印象だ。 一方Cocomiはちょっと要領が悪い。「25ans」(ハースト婦人画報社)の「お気に入りのフードやドリンクは?」の質問に「超甘党です。和菓子も大好きですし、『クリスピー・クリーム・ドーナツ』のドーナツが大好き!」と答えている。「母が作ってくれる自家製の甘酒」も好きとは言っているが、工藤のインスタを見れば、彼女が白いもの(白砂糖や小麦)を摂らないように腐心して、食事もデザートも手作りしていることに気づくだろう。それなのに、ジャンクフードの代名詞・ドーナツが好きだと言ったら、工藤の立場がない。「“いい家族”はイメージ商売なんだから、そこは静香に乗ってあげようよ、おココ!」とツッコミたくなる。 次のページ 不器用で正直なCocomiが持つ「共感」という“プラス”の気質 前のページ1234次のページ 楽天 Shizuka Kudo 20th Anniversary the Best 関連記事 石田純一は、なぜ芸能界から消えないのか? 新型コロナ感染騒動に見る「自分が悪いと絶対に思わない才能」ローラは、なぜ天真爛漫キャラなのに「暗い」のか? 『徹子の部屋』で明かした“家族の話”に違和感3時のヒロインが容姿ネタを封印しても、差別はなくならない……「オジサンはなぜ外見をイジられないのか」問題にメスを入れるべき理由 小室圭氏は国民の望むものがわかっていない。「切実に名誉の問題」と語る“小室ブリーフ2021”に思うこと中田敦彦より、藤森慎吾のほうが「生き残る」と思うワケ……オリエンタルラジオの「地味なほう」を考える