サイゾーウーマンコラム元極妻・芳子姐さんのつぶやき元極妻が語るヤクザの偽装結婚 コラム 「元極妻」芳子姐さんのつぶやき98 外国人が犯罪者になる原因――元極妻が語るヤクザの偽装結婚 2021/01/31 16:00 待田芳子(作家) 元極妻・芳子姐さんのつぶやき 偽装結婚は離婚も大変 ベトナム人の犯罪が増えてるのは、やっぱり留学生や実習生へのひどい仕打ちがあるからだと思います。偽装結婚するのも、実習時代の借金を返すために日本で働きたいのかもしれませんしね。 オットの若い頃の兄弟分にも、会ったこともないアジア人と結婚してバツイチとかバツニとかがけっこういました。厄介なのは、兄貴分とかが決めるから、勝手に離婚できないことです。しかも、仕切ってるヤクザが今回みたいにパクられたりしちゃうと、さらにややこしくなります。 どうしても離婚したいなら、自分の戸籍から相手の名前を調べて、その人が今どこにいるか調べるところからです。相手がナニをしてるかわからないし、自分の「やぶへび案件」もあるかもしれないしで、面倒で放置していることも多いようです。新しいカノジョに「なんで結婚してくれないの?」とか言われるくらいならまだいいんですが、相手が亡くなった時もまた面倒なんですよね。相続も発生しますしね。 「組織化」は強くなるために 今回逮捕された女性のように日本のヤクザと手を組む人もいますが、同国人でグループを作る人もいます。 たとえば、あの「怒羅権(ドラゴン)」を作った汪楠(ワン・ナン)さん。中国から来た汪さんは、日本で壮絶ないじめを受けて立ち向かうために「怒羅権」を結成、事件を起こして服役もしています。 まあ私が元極妻で、「ひでー男」をいっぱい見てるんで、ついかばってしまうところもあるんですが、やっぱり貧困と差別、いじめが、犯罪者を作り出しているんですよ。 「怒羅権」や日本のヤクザ組織も、強くなるために作られたグループなんですよ。まあ強くなると、つい悪いこともしちゃうんで、それはそれで逮捕したらいいんです。「犯罪者は悪くない」とは言いませんが、なぜ罪を犯すのか、ちゃんと考えたいものです。無邪気な子どもが凶悪な犯罪者に、一朝一夕ではならないのです。汪さんのご両親も中国ではエリートで、ご本人も不良のカケラもなかったそうです。 前のページ12 待田芳子(作家) 今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻。夫とは死別。本名・出身地もろもろ非公開。自他共に認める癒やし系。著書に『極姐2.0 旦那の真珠は痛いだけ』(徳間書店)がある。 記事一覧 最終更新:2021/01/31 20:59 楽天 Yahoo セブンネット 極姐2.0 弱いからこそ助け合う 関連記事 史上初「指定暴力団トップへの死刑求刑」の波紋! 元極妻が語る激動のヤクザ社会山口組分裂問題、工藤會トップの“死刑”はどうなる? 「2021年のヤクザ業界」を元極妻が大予想!役所広司、綾野剛、舘ひろし……イケメンが演じる令和の「ヤクザ映画」は抗争よりも人間を描く倉敷の神戸山口組系事務所に発砲! 山口組「抗争」は激化しているのか? 12月13日「事始め」の動向は? 元極妻が考察山口組の「報復」より気になる、ヤクザの「逃走・出頭映像」――元極妻が考える尼崎銃撃事件 次の記事 『キミセカ』ゾンビはなぜしょぼい? >