23年もやってるのかよ!

フジテレビ「大物MC切り」、小倉智昭の次はビートたけし!? 『アンビリバボー』は「ギャラ根こそぎ持ってく」

2020/08/05 14:06
村上春虎
『奇跡体験!アンビリバボー』(フジテレビ系)公式サイトより

 安藤優子、小倉智昭に続き、フジテレビが断行を図っている「大物切り」のターゲットはビートたけしだという。対象となる番組は、23年続く『奇跡体験!アンビリバボー』。安藤、小倉と同じく、ネックとなっているのが高額なギャラのようだ。

「たけしの『アンビリ』での役割は開始以来、一貫して“ストーリーテラー”という立場。いわば、『世にも奇妙な物語』(同)でのタモリのポジションです。ただタモリは『世にも』の世界観とマッチしていて、本編への橋渡しに欠かせない存在となっていますが、たけしの場合は、はっきり言って不要。にもかかわらず、高額なギャラを根こそぎ持っていく。それでも使い続けるのは、功労者を大切にするフジテレビの悪しき慣習ともいえるでしょう」(業界関係者)

 『アンビリ』では、スタジオでVTRを見る剛力彩芽とバナナマンというレギュラー出演者もいる。ストーリーテラーとして数分だけ登場するたけしがいなくても、番組は十分成立しそうだ。

 また、たけしにはほかにも難点があるという。

「滑舌が悪く、しゃべりが耳障りでしかないんです。7月16日放送では、たけしのオープニングのしゃべりに驚きました。言っていることがさっぱり聞き取れなかったんです。もはやテロップがないと何を言っているのかわからない有様で、わかる範囲で書き起こすと、『さあ今夜は最新最強! 衝撃映像スペシャル ◎◎中で撮れたアンビリバボー映像を◎◎◎します 爆笑! ◎◎◎見たことのない瞬間◎◎◎おバカさんまで一挙大公開! さあいってみよう』と、こういった具合に聞こえます」(芸能ライター)


 ちなみに、この16日放送回の視聴率はどうだったのだろうか?

「テレビ東京を除く4局中、最下位で7.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。衝撃映像ものといえば、幅広い層が食いつくキラーコンテンツです。それなのに7.3%しか獲れてないというのは、すでに番組としての体力、認知度が格段に低下している証拠といえるでしょう」(業界関係者)

 ちなみに、裏のTBS系は『笑える!泣ける!動物スクープ100連発』という動物系の映像特番で、視聴率は10.7%。日本テレビ系の『THE突破ファイル』も同じく10.7%で、テレビ朝日系の『県索しちゃいました日本にはビックリなグルメがあったもんだSP』が9.1%となっている。『アンビリ』が他番組に僅差で負けたのではなく、明らかな敗戦だったことがわかる。

「現在は剛力とバナナマンしかスタジオにいませんが、かつては所ジョージ、関根勤、清水圭などもスタジオメンバーに登場していました。彼らを降板させたあとも、たけしだけは起用し続けているのです。たけしが番組の数字に貢献しているならわかりますが、それも微妙となれば、フジテレビも忖度してる場合ではないでしょう。広告単価が激減している今、『大物』の顔色をうかがっている余裕はないはずです」(前出・関係者)

 フジテレビがたけしに大鉈を振るのは、いつになるのだろうか。
(村上春虎)


最終更新:2020/08/05 14:06
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