朝の顔が消える!?

フジ『とくダネ!』終了報道、MC・小倉智昭に「潮時」の声……コメントが「時代錯誤」と物議醸すことも

2020/08/02 10:00
サイゾーウーマン編集部
『とくダネ!』(フジテレビ系)公式サイトより

 小倉智昭が総合司会を務める朝のワイドショー『とくダネ!』(フジテレビ系)が、来年3月で終了すると「週刊文春」(文藝春秋)が報じた。1999年から続くご長寿番組だけに、ネット上には「小倉さんを見れなくなるなんて悲しい」「朝の顔と言えば小倉さんだったのに」などと小倉を惜しむ声がある一方、「小倉さんはズレた発言も多いし、そろそろ潮時」「世代交代したほうがいい」といった声も散見される。

 「文春」によると、『とくダネ!』 終了の決定的な要因となったのは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、東京五輪が中止になったことにより、テレビ局の広告収入が激減したことだという。フジは制作費を削減すべく、高額ギャラの大物司会者の番組を打ち切ることに。まず安藤優子が司会を務める『直撃LIVE グッディ!』の9月終了を決定。続いて『とくダネ!』 の打ち切りを決め、小倉から了承を得たそうだ。まだ公式発表はないものの、「現状、同局が『文春』サイドに抗議したり、小倉本人も否定していないところを見るに、ほぼ事実と見て間違いない」とマスコミ関係者は指摘する。

「7月29日の放送中、スペシャルキャスターである社会学者・古市憲寿氏が、小倉に『「とくダネ!」終わるの本当ですか?』と直球質問を投げかけて話題となりましたが、小倉は直接の回答を避け、笑ってごまかしていました。 長きにわたって朝の顔として番組を盛り上げてきた小倉ですが、1日100万円ともウワサされる高額ギャラは、さすがに今のフジには負担が大きかったのかもしれません」(同)

 そんな小倉だが、昨今、番組中の発言が「世間の感覚とズレている」「時代錯誤ではないか」などとたびたび炎上していた。

「例えば今年1月、『退職代行サービス』についての特集が組まれたときのこと。長時間労働やパワハラ・セクハラに悩まされていた夫婦が登場し、会社に退職を阻まれることを避けるために、このサービスを利用したことを明かすと、小倉は『辞める側が優位に立っている』などと発言し、『ブラック企業を擁護している』『時代錯誤な考え』とネット上で批判が噴出。また2018年、JR東北本線の電車内で、『仙台市老人クラブ連合会』のメンバーが、座席に紙を置いて席を占有しようとしたという問題を取り上げた際も、小倉は『若い人が席を譲らないから』といい、『ズレた若者批判はやめてほしい』『非常識なのは老人クラブ側』と物議を醸しました。小倉の感覚が世間ズレしてきたことも、『とくダネ!』 終了の要因かもしれないと指摘する声もあります」(同)


 みのもんた、久米宏、古舘伊知郎ら、名司会者が高齢となり、レギュラー番組を次々に降板していく中、現在73歳の小倉も潮時を迎えたのだろうか。

「小倉は昔からアンチが多く、ネット掲示板『2ちゃんねる』(現在の5ちゃんねる)でもしょっちゅうスレッドが立つなど、“炎上常連”の司会者。小倉はそのことを理解しつつも、世間の価値観に合わせるより、自分の本音をストレートに述べることを重視していたようで、もっと言うと『炎上するくらいのほうが、話題になり視聴率も稼げる』という感覚だったのかもしれません。しかし、炎上が笑って見過ごされるような時代は過ぎ、自身のスタイルが現在のメディアでは通用しないようになってきたことを、本人も感じていたのでは。自身の引退の時期についても、それなりに考えていたと思います。『とくダネ!』終了に関しても、『ついにその時が来た』というくらいの認識でしょう」(同)

 テレビ黄金時代を支えた司会者の勇退で、業界はどう変わっていくのだろうか。

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最終更新:2020/08/02 10:23
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