サイゾーウーマンコラム仁科友里「女のための有名人深読み週報」ベッキーにとっての“理想の恋人” コラム 仁科友里の「女のための有名人深読み週報」 ベッキーにとって、引退したプロ野球選手が“理想の恋人”である深いワケ 2018/06/28 21:00 女のためのテレビ深読み週報女のための有名人深読み週報 ベッキー、おめでとう! 羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。 <今回の有名人> 「ゆっくりと、しっかりと、歩んでいきます」ベッキー (ベッキーインスタグラムより、6月26日) タレントが恋人の存在を明らかにすると、ファンが減ったり、相手のファンから恨まれたり、スポンサーとの契約に問題が発生したりと、それなりにリスクが伴うが、この人の場合、起死回生の一打となりそうである。 ベッキーに新恋人発覚。相手は、読売巨人軍の片岡治大2軍内野守備走塁コーチである。ベッキーのファンだった片岡コーチがアプローチをかけ、2人は意気投合したという。ベッキーも早々に関係を認め、インスタグラムで「ゆっくりと、しっかりと、歩んでいきます」とコメントを出していた。 ゲスの極み乙女。のボーカル・川谷絵音との不倫を「週刊文春」(文藝春秋社)にすっぱ抜かれたベッキーは、これまで過剰にいい子ウリをしていただけに大バッシングを受けた。人々の記憶からベッキーの不倫は薄れても、以前のように地上波に復帰できていない。しかし、新恋人の存在で、ベッキー的には「いろいろあったけど、もう大丈夫です」というオチがついたので、視聴者は安心してベッキーを見ていられるし、共演者も過去をいじりやすいだろう。 また新恋人が、テレビ的に最高であると筆者は思う。まさに理想の恋人ではないだろうか。例えば、片岡コーチが現役の野球選手であった場合、あまりぺらぺら相手のことをしゃべると問題になるので、バラエティ番組の共演者たちはやりにくい。もし成績が悪ければ、ベッキーが「さげマン」と週刊誌に書き立てられたり、周囲に「あの女とは別れろ」と言われてしまうこともあるだろう。 米メジャーリーグで活躍するレベルの現役選手が恋人だと、相手のことをしゃべれないことに加え、もし結婚ということになった場合、芸能界の仕事を完全にあきらめなければならなくなるだろう。徳間書店の運営するニュースサイト「アサ芸プラス」によると、ベッキーは子役時代から、芸能界で売れた時のイメージダウンを避けるため、水着の写真を撮らせないほど、“売れる”ことに心を砕いてきたそうである。そんなベッキーが、いくら愛する夫のためとはいえ、仕事を捨てて、裏方である“プロ野球選手の妻”になるとは到底思えないのである。 そして、片岡コーチの最高の恋人である所以、それは雇用が不安定なところだ。プロ野球選手は、監督が狙えるクラスのビッグネーム以外、引退後のキャリアが大変だと聞いたことがあるが、片岡コーチもその例外ではないだろう。しかし、だからこそ、ベッキーの良さが生きると思うのだ。 次のページ ベッキーの行動パターンは、ザ・プロ野球選手妻 12次のページ Amazon ベッキーの心のとびら 関連記事 谷亮子、プロ野球選手の妻が似合わないワケ――夫との馴れ初めVTRに見る「主役」という自意識NHK・桑子真帆アナ、スピード離婚報道に違和感――“飲み会参加”がなぜ人格評価につながる?高橋由美子、泥酔&ラブホ不倫騒動に見る“真の酒豪キャラ”に必要なモノ水野美紀、夫への不満話の妙――彼女が“40代サバサバ女優”として鈴木砂羽より上手なワケ中村仁美アナ、さまぁ~ず大竹と仕掛ける“鬼嫁キャラ”がまったく成功しそうにない理由