サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビュー「non・no」女子はあざとい恐怖症? カルチャー [女性誌速攻レビュー]「non・no」4月号 合コンでの「笑顔」の作り方をレクチャー!? 「non・no」女子大生が恐れる“あざとさ” 2018/03/20 17:40 non・no女性誌レビュー 「non・no」2018年4月号(集英社) 「non・no」(集英社)4月号の付録は、レギュラーモデルで乃木坂46のメンバーである西野七瀬が編み出したオリジナルキャラクター「どいやさん」のカレンダー&クリップです。西野が高校1年生の頃に描いた教科書への落書きから生まれたという「どいやさん」は、ギョロっとした目玉のある頭部(?)から2本の足が生えている、なんとも“キモカワ”なキャラクター。クリアファイルやキーホルダーなどが、乃木坂46のファンクラブグッズとして商品化されており、ぬいぐるみがUFOキャッチャーとして登場すると即完売なんだそう! 今回のカレンダー&クリップも、「non・no」読者である女子大生より、おそらく乃木坂ファンの方に需要がありそう? 売り上げの何割かに貢献していそうな予感です。それでは、早速中身を見ていきましょう~! <トピックス> ・好かれ女子の春服まとめ ・憧れ“社会人1女”が大学時代にやっていたこと ・なりたい脚は「自分に合ったストッキング」で叶える! 好かれ女子の地道な努力? 最初にチェックするのは、メインファッション特集「好かれ女子の春服まとめ」です。「カジュアル派 翼&きれいめ派 優愛の好かれっぱなし着回し30days」「新1女菜々花の話しかけたくなるコーデ着回し30Days」「はじめまして、を成功させる!“第一印象”最高(ハート)ビューティ」と、春の新生活に向けて、「思わず話しかけたくなる」ような「浮かずに盛れる」アイテムが目白押しとのこと。 「みんな仲良く」がモットーである優等生なノンノ女子たちにとって、ファッションとは自分を表現するものというより、周囲とのコミュニケーションツールという意味合いが強いのかもしれません。「ウエストポーチを斜め掛けして“話しかけやすい雰囲気”を盛る!」「甘めラベンダーとレースで優しいオーラをまとって」「白×イエローの配色が、さわやかなイメージを後押し」「小物で今っぽアクセント。居心地のいい女子的な♪」などなど、そこかしこに好かれるための地道な努力……が散りばめられています。また、「好感度を上げたいシーンで『甘すぎ』『透けすぎ』はキケン!!」ということで、「イタくないピンク」「エロくないブラック」が紹介されていたのも、“女に嫌われないファッション”という絶妙な切り口だと思った次第です。 そして最後には「好かれ女子の最強ツールは『笑顔』と『声』!」というキャッチコピーの元、「親しみやすそう!と思わせる好印象笑顔」「話しやすい!と思わせる感情豊かな声」、はたまた「好みの彼の気を引く声」や「合コンであざとく見えない笑顔」の作り方を専門家がレクチャーしてくれていました。これらの企画からは、周囲から「あざとい」と思われることを恐怖するノンノ女子の姿が目に浮かびましたが、ここまで計算しつくしてるって、それこそあざといのでは? しかし、こういった努力のうえに、“表面上は平和でみんな仲良し”な「non・no」ワールドが成り立っているのだとしたら、ノンノ女子、なかなか侮れませんね。 次のページ ノンノモデルは女子アナへの登竜門! 12次のページ Amazon non・no(ノンノ) 2018年 04 月号 [雑誌] 関連記事 「non・no」が考える“男子の妄想”は少女漫画すぎ!? リアルから遠ざかる女子大生の恋愛観夫選びを妥協しても「26~27歳で結婚」すべし? 「non・no」結婚特集がモヤモヤする理由「non・no」セックス企画はエロくない!? 女子大生の悩みに寄り添う“真っ当さ”「恋愛あるある企画」が好評? 「non・no」女子の“カテゴライズされたい”願望の正体「私たちはモテて当然」の恋愛強者ぶりを発揮する、「non・no」女子大生に募るモヤモヤ