サイゾーウーマンコラム人気急降下が報じられる福山雅治、降って湧いた「ファン侵入」騒動の争点 コラム 今井舞の「週刊ヒトコト斬り」 人気急降下が報じられる福山雅治、降って湧いた「ファン侵入」騒動の争点 2016/05/20 21:00 週刊ヒトコト斬り ――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる! 思い込みと願望を排除して考えてみよう ◎騒動の真相 福山雅治の自宅に中年女性ファンが侵入。妻・吹石一恵が1人で発見し通報。ケガ等もなく無事とのことで一安心であるが。 しかしこの侵入女性、まだ捜査にも浮上してない段階で、何の根拠もなく「ファン」て報道されてるけど。「単なる泥棒」という可能性もあると思うのだが。 このところ出てくる情報全てが「人気急降下!」を上書きしている福山。「月9史上最低視聴率更新」の報道直後に起こった今回の件は、不法侵入というものの恐怖の一方で、「まだこんな熱狂的ファンがいたんだ」という側面も持つことに。 ……侵入女性、吹石一恵にだけ見えてたんじゃないだろうな。 ◎暴走するヒロイン 橋本志穂。「ガダルカナル・タカの嫁のフリーアナウンサー」と言われて、やっと思い出す程度のモブキャラであるが。母親の「遺体」の写真をSNSに載せ大炎上。 なんでもすぐ炎上するSNS界、そんじょそこらの理由じゃ耳目を集めない昨今であるが、これは。今まで見たこともないアプローチであるな。 「SNSに性器を載せてはいけません」ってことは、誰にでもわかるし、コンセンサスも取れている。が、「SNSに家族の亡骸を載せてはいけません」ってのは。禁止ではなく禁忌なのだと思っていたが。 でもこういう人もいるんだね。いろんな人がいるんだね。「テメーに見せるためじゃねーんだよ!」。いやいやいやいや……。 橋本志穂にしてみれば、母親のいろんな写真は、たぶん感傷的な映画のワンシーンみたいな感覚で載せてただけなんだろうけど。SNSって、常に自分を主人公にしてくれるからな。どんなモブキャラでも等しく。その快感のタコツボにハマり続けていると、客観的視点が欠如し、末期はこういうことになるわけである。 「私の人生の主人公は私!」は結構だが。過ぎればそれも立派な病である。 ◎10カ年計画書 ベッキーよ、サンミュージックよ、何でそんなにヘタなのか。不倫だの謝罪だのといった道徳的な話よりも、「なぜこんなにヘタが続くのか」に世間の興味は移行。「そろそろイケるかも……」と腰を浮かせた擁護派の芸能人たちも、あまりに初歩的なミスによる潮目急変に「もう擁護するのも面倒くせぇ」と鳴りを潜めてしまった。しーん。 ネットですらしーん。鎮静化からくるしーんではなく、誰もいない静寂。 ハレモノとしても、もう本当に使いようがなくなってしまったベッキー。「週刊文春」(文藝春秋)の「原色美女図鑑」のグラビアを最期に、芸能界引退か。その後、一連の騒動を私小説にしてベストセラー、文壇デビューからの一発逆転を狙うか。版元はもちろん文藝春秋社。そこまで用意された話だったのか。文春ならありうる。最後は、文春がありがとう。 今井舞(いまい・まい) 週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。 最終更新:2019/05/22 16:21 関連記事 北川景子&DAIGOの披露宴が刺激してしまった、アノ人の「やる気」キレイな文字で「週刊文春」に手紙を書いたベッキー、透けて見える妄信傍若無人・ホリエモンVS年寄りの道徳・尾木ママの対立に重なる、あの騒動藤原紀香&愛之助の“コント風”結婚会見で、誰よりも存在感を放っていたのは……ショーンKの降板で苦難に喘ぐフジテレビが、いまこそ考えるべきこと 次の記事 SMAP・木村とジュリー氏の関係が波紋 >