サイゾーウーマンカルチャーインタビューサブカルの男女関係がドロドロする理由 カルチャー 漫画家・大橋裕之×とあるアラ子対談(前編) 男女問題、人脈、マウンティング……サブカル・コミュニティがドロドロする理由 2016/04/16 17:00 大橋裕之吉田豪アラサーとあるアラ子渋谷直角町山智浩サブカル ■交友関係を広げても、自分が空っぽなら意味がない 『太郎は水になりたかった』より ――同性同士の、知識のマウンティングはあるんでしょうか? 大橋 例えば映画に詳しい方から「この映画は面白いよ」と勧めていただくこともありますが、興味はあっても教えてもらった時点で満足しちゃって、なかなか観られなかったりしますね。知識量の戦いになる場合は、戦ったらキツいことになるのが目に見えているので、戦わずにただ相手の話を聞いてることが多いです。最近は、僕の周りでは、そういう戦いはあまりないですけど。 10代の頃は、名作くらい知らなくては、と思っていましたが、あまりにも膨大な量なので、早々に諦めました。たまに何かのきっかけで思い立って名作に手を出すこともあるんですが、「今更!?」と言われるので、ひっそり観たりします。アラ子さんは、今でもマウンティングされたりしますか? アラ子 漫画を出版してからは、ないですね。何も知らない人だって周囲にバレてしまったので……。それより最近は「作家のだれそれに口説かれた」といった噂話が、やたら気になって……。 大橋 それは僕も大好きです。やっぱり飲みの席だと、そういう話になることは多いです。尾ひれが付いたり、ねじ曲がった話も多くて怖いですけど。 前のページ123次のページ Amazon わたしはあの子と絶対ちがうの 関連記事 連載打ち切りは友情終了のサイン!? 「SPA!」と峰なゆかの奇妙な世界光浦靖子×ジェーン・スーが悩める女子に喝! 「“マウンティング女子”なんてただの消費文化」ヒット漫画の新トレンドは「トリオ女子」!? 話題作に共通する女の友情の理想型とは?蜷川実花の元夫!? ネットで話題になった「中野のサブカル店店長」の正体アウトローと恋愛したい! 吉田豪が危険な男との恋愛術を指南!