サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビュー一色紗英のトンデモ発言があふれる「nina’s」 カルチャー [女性誌速攻レビュー]「nina’s」1月号 一色紗英が「nina’s」10周年記念で、「母になったら普通のことを普通に言っちゃいけない病」を炸裂 2016/01/05 21:00 女性誌速攻レビューnina's 「nina’s」2016年1月号(祥伝社) 今年最後の「nina’s」(祥伝社)は、10周年記念号。「ありがとう!! nina’s10周年お祝いメッセージ」と題して、同誌にゆかりある“憧れ”ママたちからのお祝いコメントが見開きで紹介されています。これがなかなか個性が出ていて面白い! 色紙に直筆でメッセージ……これは、おしゃれママタレントとしてセンスが問われる1枚です。色とりどりのペンを使い、イラストも駆使して派手に仕上げているのが、「nina’s」に連載を持つ豊田エリー、シンママ枠で連載を狙うスザンヌ、ママタレとしての立ち位置を確立させたい鈴木紗理奈。黒一色、シンプルで独自路線をアピールするのが、「育児は育自」の渡辺満里奈、女優ともさかりえ、そして完全にやっつけ仕事のChara……。 そんな中、なぜか手書きではないのがこの2人。歌手のカヒミ・カリィは「こうして改めてnina’sを思うと、雑誌というものを超えて…まるで家族と共に大切な時間を過ごしてきたかのような」とつづり、一色紗英は「Lots of love and light to nina’s」と英語でキメます。イメージを重視している2人だけに、直筆をさらすとなに不都合なことでもあるのか……と勘繰りせずにいられない悪目立ちっぷりです。カヒミ・カリィと一色が小学生男子のような字で「おめでとう」って書いていたら、それはそれでほっこりするのに~。 <トピックス> ◎ありがとう!! nina’s10周年お祝いメッセージ ◎特集 おしゃれママたちのリアルHIT NOW&NEXT! ◎先輩教えてください♪ 10年間のママLIFE ■「足るを知る」という言葉の持つ上から目線たるや 今号の特集は「おしゃれママたちのリアルHIT NOW&NEXT!」です。「有名人、モデル、ニナmamaのイチオシ&これから注目しているモノ・コトをオールジャンルで大調査」ということで、大ボリュームの40ページ。 あまたの項目の中から注目したいのは、「ライフスタイル」。「暮らし方も、働き方も、休日の過ごし方も、もっと楽しく、もっと豊かに暮らすためにママたちのライフスタイルに少しずつ変化が訪れたようです」とはリードの弁。今「nina’s」で最も影響力を持つであろうモデル、“森きみ”こと森貴美子が、その変化について語るのが「〔おしゃれな人からはじめてる〕ものをもたない“シンプルな暮らし”」。 「実は、独身時代はものに囲まれた生活を送っていたんです。シールやスノードーム集めにもハマっていて……家の中はものだらけ」だったという森きみ。そんなときに出会ったのが、夫となる男性のシンプルな暮らし。「結婚してから、私はいつもものが多いと言われ続けて(中略)それまでの暮らしを見直しながら少しずつものを減らし、好きなものだけをとことん丁寧に大切に扱うシンプルな暮らしを心がけるようになりました」。 123次のページ Amazon nina's(ニナーズ) 2016年 01 月号 [雑誌] 関連記事 AMOとサトエリの妊婦インタビューでわかった、思想とミーハーの交差点「nina’s」の醍醐味「nina’s」のおうち特集、子どものために秘密基地は作っても妖怪グッズはナシの歪んだ「自由」深刻な相談なのに、答えがポップすぎる「nina’s」の産後クライシス企画「nina’s」に漂う、“手間暇をかけた暮らしこそ幸せのカタチ”という強迫観念自ら“おしゃれ業界ママ”と言ってしまう「nina’s」の自家発電ぶり