サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビューミーハーと思想が入り混じる「nina’s」 カルチャー [女性誌速攻レビュー]「nina’s」5月号 AMOとサトエリの妊婦インタビューでわかった、思想とミーハーの交差点「nina’s」の醍醐味 2015/04/19 16:00 女性誌速攻レビューnina's 「nina’s」2015年5月号(祥伝社) 2カ月に1度の“オシャレママたちの本場所”こと、「nina’s」(祥伝社)5月号。まずは「nina’s」の世界観を凝縮したレシピが見られるお料理ページ「スーパーフードでおやつをつくろう」。スーパーフードとは「1.豊富な栄養素を含む 2.栄養バランスが優れている 3.一部の健康成分が突出して含まれている」という特長を持った食品とのこと。もうオーガニックなだけでは満足できない、今はスーパーフードがキテるらしいですよ、奥さん。 アーモンドミルクのファーブルトン、カカオのフレンチトースト、ココナッツオイルのバナナケーキなど洋のスーパーおやつに加え、甘酒、そば粉、生はちみつなど日本古来のスーパー食品が並ぶのも温故知新の「nina’s」ならでは。「甘酒の自然な甘さを活かせば、砂糖を使わずにおやつを作ることができます」「砂糖代わりに使うと、コクが出て、もっちりした食感になります」「甘い風味のおかげで砂糖も減らせます」、徹底的な砂糖拒否の姿勢がこのおやつページのポイント。砂糖、ダメ、ゼッタイ。おやつにまでその思想を徹底させるというか、はやっているものに目がないというか。とにかくどなたか教えてください。ファーブルトンって、なに? <トピックス> ◎スーパーフードでおやつをつくろう ◎特集 おしゃれなママが愛するプチプラリスト ◎AMOのニンプライフ公開 ■「ママタレはオシャレじゃない」がバレたプチプラ特集 筆者のような非オシャレ民は『ファーブルトンにはまだ早い』(feat.トシちゃん)ということで、さっそく今号の特集「おしゃれなママが愛するプチプラリスト」を見てみましょう。「憧れの有名人ママたちが日常生活で使っているプチプラアイテム」「ママライフを助ける住食育遊プチプラ優秀アイテムズ」など、どこをめくってもプチプラプチプラ。 登場する「憧れの有名人ママ」は、木下優樹菜、藤本美貴、西山茉希などのタレントに、EMI、沖樹莉亜らモデル陣、そして葉山在住で「nina’s」で連載を持つほどの人気読者ママ。現在の「nina’s」を構成する、“ヤンチャ要素の高いママタレ”“ほんわか系ママモデル”“ナチュラルライフの人気読者”を象徴するような人選です。MEGUMIやMINMI、hitomiなどの「nina’s」常連アルファベット族が鳴りを潜めているのは、もしや「nina’s」もママタレの若返りを図っているのか。 12次のページ Amazon nina's(ニナーズ) 2015年 05 月号 [雑誌] 関連記事 冷えとり、マクロビ、ツボ押し……「nina’s」のトンデモナチュラルな“2人目妊活”日用品は外国製なのに、七五三は伝統的に! 良妻賢母が愛国と結びつく「nina’s」ママ深刻な相談なのに、答えがポップすぎる「nina’s」の産後クライシス企画「nina’s」入園入学手作りグッズ企画に見る、手作り=母性という強迫観念自ら“おしゃれ業界ママ”と言ってしまう「nina’s」の自家発電ぶり