占い、クッキング、編み物☆　この秋は“昭和的”女子力上げるぞ～!!

少女だった頃、心をときめかせてくれた少女マンガ雑誌……と、その横にいつも一緒にいた「ふろく」という名の相棒。そばにいるのが当たり前だったから気付けなかった、あの頃の「ふろく」の魅力を、「昭和的ガーリー文化研究所」所長のゆかしなもん（通称・ゆかしな）がお届け☆

　みんな、少女まんがふろくが好きか～ッ!!（シーーーーーン……）おはこんばんちは、今日もハイテンション全開、ゆかしな所長です☆今回も、我々が遠い昔に置き去りにしてきた「乙女ゴコロ」を呼び覚まそう!!　以前に「なかよし」（講談社）の名作ふろく「ギャルズ百科」シリーズを紹介したけど、昭和女子の自己啓発本はこれだけじゃない!!　というわけで、80年代「りぼん」（集英社）を中心に、怒涛のようにリリースされた「○○ブック」系の名作ふろくを振り返ってみよう♪

☆デラックス版　りぼん占い百科（「りぼん」1982年8月号）

　もはや別冊系ふろくの定番ともなっている「占い百科」☆　この本は約縦21×横15㎝と大きめの豪華な別冊ふろく。小田空先生の『空くんの手紙』の描き下ろしイラストが超絶きゃわわ！　表紙からして「カラー占い」になっているのだ。中身は12星座別の「毎日星占い」や「血液型占い」、「幸運をよぶおまじない」など。「毎日星占い」の12星座のイラストをデコたん（太刀掛秀子先生）が描いていらっしゃることに気づき、まず震えが止まらなくて占いどころじゃなくなったわ!!　そのほかのイラストも、樹原ちさと先生、本田恵子先生、小椋冬美先生……と豪華そのもの。ねえ、これ、本当にふろくなの??

　「名前占い」を見ると、時代でしょうね、「子」の付く名前が多くて、昭和枯れすすき世代のゆかしなとしては妙に安心する。キラキラネームが1つもねえぜ!!!　欄外にはまんが家先生の「ジンクス集」が付いている。小田空先生は「カミナリ大好き！　カミナリが鳴ると仕事もはかどり、よいことが起こりそうな気が」するそうです。

☆1982占いハンドブック（「なかよし」1982年2月号）

　さっきの「りぼん占い百科」と同じ年に、「なかよし」ではこんなきゃわゆい占い本が付いていた。表紙はあさぎり夕先生。こちらも「星占い」「ホクロ占い」「手相」「トランプ占い」など中身充実!!　佐藤まり子先生のロマンティックなイラストも素敵～！　ほかには、たかなししずえ先生がイラストを担当。こちらも豪華さでは負けてへんで～☆

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