サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビュー「STORY」のオシャレが楽しくない訳 カルチャー [女性誌速攻レビュー]「STORY」9月号 「自分らしさ」と「他人の目」に翻弄……「STORY」のオシャレは楽しくない!? 2013/08/27 16:00 女性誌速攻レビューSTORY 「あなたの関心は?と問うと、『私、好きなものとか特になくて』と言う方がいたりしますよね。でも今子育てにしか関心がない人でも、何か自分の柱を作らないと、人生、70までやっていかれないですよ。好きなものは、無理やり作るんです」 この言葉の後、「どうすれば好きなものが作れるか」「そこからどのように友達を作るか」その方法を丁寧に解説していました。「好きなものは、無理やり作る」という考えに異論がある人もいるかもしれませんが、少なくとも「自分らしさって何?」「自分探しってどうやってするの?」の疑問に対して、誠実に語っているように感じます。この企画全体の主旨は「40代からでも互いに助け合える女友達を作りましょう」という、これまた読者の焦燥感を無駄にかりたてるものなのですが、湯山氏の意見は友達作りに限らず、あらゆる面でヒントになりそうです。 もう若くない。生活のあれこれがめんどくさい。ただ、流行のものを着ればいいという年じゃない。そんなことは百も承知なんです。体型もカバーしたいし、センスよく見られたいし、よくわからないけど“自分らしさ”なるものを表現してみたいし、何よりおしゃれは“面倒”ではなくて“楽しい”ものだと思いたい。そのためには、結局、自分にムチ打って無理やりでも動かないとダメなんですよね。人生を楽しむのって意外と大変だよね。 (亀井百合子) 前のページ123 最終更新:2013/08/27 16:00 Amazon 『STORY』 40代からの「自分探し」なんて罰ゲーム 関連記事 「販売累計13,000本!」のコピーに宿る、「STORY」の生々しいバブル思想「STORY」が考える、ジャニコンで“目線をもらう服”は「全身ベージュ」!?「STORY」に倣い、バーキンに糞取りスコップを入れる40女の美学ノロケしかない「年下婚」特集にみる、「STORY」世代のオカン力の強み家族愛だけでは解決できない、「STORY」が直面する介護の理想と現実 次の記事 24時間テレビマラソン、止まない疑惑 >