カルチャー [連載]マンガ・日本メイ作劇場第9回 “少女”マンガのおける恋愛描写の見本は『好きしか知らない』に限る! 少女マンガの基本は「恋愛」だ。女と女の恋愛は最近こそ光が当たり始めたものの、基本的には男女や男男モノの恋愛模様を描いて、少女マンガは成り立って... マンガ・日本メイ作劇場カルチャー 2011/05/18 16:30
カルチャー [連載]まんが難民に捧ぐ、「女子まんが学入門」第19回 3.11以降、まんがに課せられた意味を「マンガ大賞」から読み解く マンガ大賞2011のノミネート作品が発表されたのは1月17日のことでした。遠い昔の出来事のようにも思えますし、実際のところ3.11世以降世界は... カルチャーまんが難民に捧ぐ、「女子まんが学入門」 2011/05/04 16:00
カルチャー [連載]マンガ・日本メイ作劇場第8回 少女マンガにおける、「女の性の解放」と「男の処女性信奉」の落としどころ 女性の社会進出が進み、女もいろんなものが手に入るようになってきた。仕事、非婚の選択、年下男......。女の出世はまだまだ障害が多いものの(つ... マンガ・日本メイ作劇場カルチャー 2011/04/25 15:00
カルチャー [連載]マンガ・日本メイ作劇場第7回 完璧すぎるスペックと半ズボンが少子化社会を暗示する『CLAMP学園探偵団』 『毎日かあさん』(西原理恵子、毎日新聞社)を読むと、息子と娘の生物としての違いがよく分かる。母親にとって息子というのは、気が利かなくて乱暴者で... マンガ・日本メイ作劇場 2011/04/06 19:30
カルチャー [連載]マンガ・日本メイ作劇場第6回 『覇王愛人』ほど、作者の脳内がダダ漏れになったマンガはない! 『ムーンウォーカー』という映画をご存じだろうか。マイケル・ジャクソンが自由奔放な発想でのびのびと制作したファンタジー・ミュージカルである。突然... カルチャーマンガ・日本メイ作劇場 2011/03/13 17:00
カルチャー [連載]まんが難民に捧ぐ、「女子まんが学入門」第18回 歌舞伎を舞台に『ぴんとこな』が描く、”努力”以外のスポ根像 少女マンガにおけるスポ根の一形態として「バックステージもの」があります。『ガラスの仮面』を筆頭に、宝塚をモデルとした藤田和子/氷室冴子『ライジ... カルチャーまんが難民に捧ぐ、「女子まんが学入門」 2011/03/07 21:00
カルチャー [連載]マンガ・日本メイ作劇場第5回 元気娘の行動に、周囲がざっぱざっぱと迷惑を被る『アンジェリク』 『アンジェリク』は面白い。17世紀フランス、美しい緑の目を持った美少女アンジェリクが、波瀾万丈な人生を歩む話だ。実家が夜盗に襲われ、結婚した相... マンガ・日本メイ作劇場カルチャー 2011/02/28 16:00
カルチャー [連載]まんが難民に捧ぐ、「女子まんが学入門」第18回 リアリティーを捨て感情を獲得した、『ちくたくぼんぼん』のファンタジー性 わたしたちから「初恋」という言葉が失われて、もうどれだけの時が流れたことでしょう。あの甘美。あの陶酔。恋愛が生活の最優先事項だったあの頃の、ジ... まんが難民に捧ぐ、「女子まんが学入門」カルチャー 2011/02/05 21:00
カルチャー [連載]マンガ・日本メイ作劇場第4回 男はもう女を救わない、少女マンガとして夢を与えることを放棄した『こころ』 少女マンガというのはもともと、少女たちに夢や希望を与えるために作られた。だからお姫様の話だったり、立身出世してアイドルになったり(女の立身出世... カルチャーマンガ・日本メイ作劇場 2011/01/31 21:30
カルチャー [連載]マンガ・日本メイ作劇場第3回 パンツで××したり、●●で街中歩いたり……伝説のマンガ『げっちゅー』 少女マンガを読んでいる読者の9割は、なんの特技もない平凡な女子のはずだ。そして平凡な女子に与えられる出会いというのは、通常、平凡な男子である。... カルチャーマンガ・日本メイ作劇場 2011/01/14 21:00
カルチャー [連載]まんが難民に捧ぐ、「女子まんが学入門」第17回 自己愛、自意識にまみれた独りよがり女を描く『HER』 あれは7月だったでしょうか、本書を私は発売日に購入しました。そして読みました。「ふーん」と思い、本棚に差し込んで、そのままでした。あれから5カ... カルチャーまんが難民に捧ぐ、「女子まんが学入門」 2010/12/24 19:00
カルチャー [連載]マンガ・日本メイ作劇場第2回 『罪に濡れたふたり』の”罪”は近親相姦ではなく、●●としか思えないっ! この作品は、近親相姦という壮大なテーマを持っているように見えるけれど、実は単にサカった尻軽女が運の悪い恋愛をする話である。 主人公の香純は... カルチャーマンガ・日本メイ作劇場 2010/12/14 17:00
カルチャー [連載]マンガ・日本メイ作劇場第1回 変人がメイ作を作る? 『ガラスの仮面』のキャラクターを見直してみよう 『ガラスの仮面』はすごい話だ。確かに日本マンガ界における名作だ。主人公である北島マヤと姫川亜弓がただただ、「紅天女」という役を得るためだけにし... マンガ・日本メイ作劇場カルチャー 2010/12/07 17:00
カルチャー [連載]まんが難民に捧ぐ、「女子まんが学入門」第16回 現代と江戸のシャッフル? ギャップから笑いを生み出す『ちょっと江戸まで』 少女マンガは時として受験勉強に役立ちます。『日出処の天子』(山岸凉子、白泉社)を読んで飛鳥時代を学び、『あさきゆめみし』(大和和紀、講談社)で... まんが難民に捧ぐ、「女子まんが学入門」カルチャー 2010/11/28 11:45
カルチャー [連載]まんが難民に捧ぐ、「女子まんが学入門」第15回 これまでは壮大なフリ? 『町でうわさの天狗の子』最新刊で「萌え」が大爆発 壮大な前フリを経て、ついに『町でうわさの天狗の子』がそのポテンシャルを発揮し始めました。先ごろ発売された最新巻、7巻から溢れ出す「萌え」の奔流... カルチャーまんが難民に捧ぐ、「女子まんが学入門」 2010/11/15 16:30
カルチャー [連載]まんが難民に捧ぐ、「女子まんが学入門」第14回 「笑い」という推進力を持つ”ネオ少女漫画”『海月姫』 この度、テレビアニメ化されることとなった『海月姫』(10月14日放送開始、フジテレビ系)は、東村アキコ先生の作家史において大きな意味を持つ作品... まんが難民に捧ぐ、「女子まんが学入門」カルチャー 2010/10/14 16:00
カルチャー [連載]まんが難民に捧ぐ、「女子まんが学入門」第13回 1割の嘘と9割の真実で作り上げられた『路地恋花』の揺るぎない世界観 京都、職人、ものづくり、長屋...と来ればこれはもうク●ネルやら天然●活やらの「ほっこり系」の独壇場ではありますが、麻生みこと先生は決してそん... まんが難民に捧ぐ、「女子まんが学入門」カルチャー 2010/10/03 17:00
カルチャー [連載]まんが難民に捧ぐ、「女子まんが学入門」第12回 「すこし不思議」な世界での友情が味わい深い『第七女子会彷徨』 舞台は多分、近未来の日本。学校の「友達選定」システムによって「友達」とされた女子高生「金やん」と「高木さん」のシュールな日常を、まるで漫才のよ... まんが難民に捧ぐ、「女子まんが学入門」カルチャー 2010/08/13 19:30
カルチャー [連載]まんが難民に捧ぐ、「女子まんが学入門」第11回 『ハチクロ』よりも”敗者”にフォーカスした意欲作『3月のライオン』 すでに各方面で話題のこの作品ですが、本作によって『ハチミツとクローバー』(集英社、以下『ハチクロ』)のヒットがまぐれでないことを、羽海野チカ先... まんが難民に捧ぐ、「女子まんが学入門」カルチャー 2010/06/28 16:30
カルチャー [連載]まんが難民に捧ぐ、「女子まんが学入門」第10回 切なさとユーモアを交えながら、「死」を描いた『夏雪ランデブー』 恋人、もしくは配偶者の死を起点として立ち上がる物語があります。たとえば一条ゆかり先生の名作『砂の城』(集英社)。最近作ではいくえみ綾先生の『潔... まんが難民に捧ぐ、「女子まんが学入門」カルチャー 2010/04/27 11:45
カルチャー [連載]まんが難民に捧ぐ、「女子まんが学入門」第9回 エゴではない、「責任をとった」恋愛を提示した『うさぎドロップ』 30歳の独身男・ダイキチが、亡き祖父の隠し子だった6歳の女の子・りんを引きとって育てる――という、キャッチーかつ女子のファザコン的欲求をくすぐ... まんが難民に捧ぐ、「女子まんが学入門」カルチャー 2010/04/03 11:45
カルチャー まんが研究家・小田真琴による、マンガ大賞総評【後編】 受賞作品からみたキーワードは、”笑い”と性別のボーダレス 前編では各作品をざっと解説してみました。正直なところ、大賞の『テルマエ・ロマエ』は来年、再来年でも良かったのでは、と思います。本作はまだ1巻。... まんがカルチャー 2010/03/20 17:00