カルチャー [官能小説レビュー] セックスの相手は代替可能? 「自立した」はずの女が持つ欲望 女に産まれて来たからには、誰しも少なからず持ち合わせているヒロイン願望。男にちやほやされ、身も心も支配されたい――ふたりのシナリオに書かれてい... 2012/07/09 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 清算できない過去と手に入れたい未来、板挟みで人は何を思う? 誰しも愛する人ができると、相手の過去や現在までも自分色に染めたくなり、自分自身も相手の色に染まりたくなる。けれど、現実にはそうもいかない。今ま... 2012/06/11 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 愛する者を守るときのむき出しの本能? 『姉の愉悦』のインモラルな世界 『姉の愉悦』(うかみ綾乃、幻冬舎) ■今回の官能小説 『姉の愉悦』うかみ綾乃 女が愛する者を守ろうとする時、場合によっては不条理なほど残酷... 2012/05/28 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 6人の男たちによる回想よって浮かび上がる、女の多面性と性愛 女は、場所によってさまざまなキャラクターを使い分ける。恋人の前、仕事の顔、家庭での顔……その場その場で刹那的に自分を演じ分けすることで自らを確... 2012/05/14 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 「蜘蛛と蝶」における、孤独を解消するための肉体関係と共依存の必要性 人間という生き物は、ある時ふと、世の中からの疎外感を覚えることがある。他人にもたれてようやく呼吸を整えられるほど“誰か”を欲する時期がある。も... 2012/04/24 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 『おれの繭子』快楽のための規律を破ったとき、男女関係はどうなる? 男と女の間に存在するルール。それは当人同士しか理解し合えないことのほうが多い。 それはSMの世界でも同じこと。男女間で主従関係を結び、緊縛... 2012/04/09 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 「はんこや」から読み解く、夫婦間における「追っかけ」の危うさ 男女の上下関係は、一度定めると最後。逆転することは非常にむずかしい。恋愛の場ではそんな関係性も楽しみのひとつではあるけれど、いざ夫婦となるとそ... 2012/03/25 21:00
カルチャー [官能小説レビュー] “フツーの女”が一番エロい? 欲望に目覚めた女を描く『もっと淫らに』 男性から見ればミニスカートを履いていたりノースリーブを着ていたりと、露出度の高いオンナ=エロいと思われがちだけれど、実は「フツーの女」がもっと... 2012/03/04 21:00
カルチャー [官能小説レビュー] 恋愛やセックスにおける男女の”平等”に迫った、「みんな半分ずつ」 女は強くならないと生き辛い世の中になって来た。仕事も経済面もできる限り自立をしなければならないし、自立を目指して社会的地位を得ている女のほうが... 2012/02/19 21:00
カルチャー [官能小説レビュー] SMという形で互いを想うピュアな気持ちを描いた『卒業』 昨年は官能小説界にとっても激震の一年だった。作家、団鬼六氏の死去。まだまだ世間一般には知られていないSMという世界を広く知らしめ、先陣を切って... 2012/02/12 21:00
カルチャー [官能小説レビュー] 性の秘密を共有する女性同士の関係を描いた『二人のひとりあそび』 エロにおいて男と女でもっともかけ離れたスタンスに位置しているものが「オナニー」ではないだろうか。それがあってるかは別として、世の中的に男のオナ... 2012/02/06 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 「ヤリたいだけの女」を高らかに宣言した、岩井志麻子の『チャイ・コイ』 男はセックスに意味を持たせたがる。たとえば知り合って間もない女から突然ベッドに誘われれば「俺のこと好きなんじゃないか?」とか「失恋したばかりか... 2012/01/15 21:00
カルチャー [官能小説レビュー] “セックスに振りまわされる生き物”の本質を描いた『文字に溺れて』 自身の性の目覚めを覚えているだろうか? 土手に捨てられていたエロ本、両親の寝室、のぼり棒......それらを体感したときのことを思い返すと、「... 2011/12/29 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] “モラルを超えた行為”からにじみでるエロスを描いた『ホテル・アイリス』 モラルとセックスは決して正比例するわけではない。たとえば倫理的に外れた関係性だとしても、互いに至高な快楽が得られたとすれば、モラルなんて基準に... 2011/11/27 17:00
カルチャー [官能小説レビュー] 恋なのか業なのか、消極的な男を追いかける女を描いた「18歳24歳30歳」 厄介なことに、女という生き物は、男が感じている以上に執念深い生き物で、また、男が感じている以上に身勝手な生き物でもある。例えば、多少色っぽい関... 2011/11/08 15:00
カルチャー [官能小説レビュー] SMは趣向ではない!? 有名作家が別名で書いた『私の奴隷になりなさい』 飲み会でお約束として飛び交う、「あたしSなの」「俺Mなんだよね」という話題。ほとんど自己紹介の延長みたいなものになっている。Sだと自己申告すれ... 2011/09/24 21:00
カルチャー [官能小説レビュー] 非日常的なセックスであぶり出された「性」と「生」。生々しい欲望を描く「ミクマリ」 2011年本屋大賞第2位、山本周五郎賞......新潮社が窪美澄という作家を世に送り出したとき、まさかこれほど急成長するとは思わなかっただろう... 2011/06/25 21:00
カルチャー [官能小説レビュー] いつまでも若く、キレイで従順……男性が描く「イイ女」の限界 ちょっと前に車のCMで「私たち、主婦で、ママで、女です」なんてキャッチコピーがあった。「VERY」「STORY」(いずれも光文社)を愛読し、バ... 官能小説レビュー 2011/06/18 08:00
カルチャー [官能小説レビュー] 少女マンガ風の展開とねっちりした性描写で女性にも読みやすい『恋人』 草食系という言葉がすっかり定着した昨今、その実害がついに官能小説業界にも表れつつある。官能小説の新刊、減ってきてるらしい。やっぱり官能小説って... 2011/05/20 21:00
カルチャー [官能小説レビュー] 妹を”オンナ”にすべく姉の指導は「干渉」? 「幸せ」比べ? 中学生のころに仲が良かった三姉妹の末っ子は、兄と二人兄妹の私には想像ができない独特なセオリーを持ってた。姉の言うことはゼッタイ。末っ子の選んだ... 2011/04/10 17:00
カルチャー [官能小説レビュー] 直木賞作家が描く、いやらしくもせつない官能小説『海の見えるホテル』 誰しも、初恋って、訊ねられればすぐに思い出せる、大事な恋のひとつ。初めて自分のモノにしたくなった男って、オトナになった今でもけっこう引きずって... 2011/03/16 16:00
カルチャー [官能小説レビュー] 快楽と復讐を同時に果たす……官能小説における「女の悦び」 男女の別れが"キレイ"なことなんてめったにないけど、一方的だったり、不可抗力な場合、どうしても相手へのわだかまりが残ってしまう。女がそれを持っ... 2011/02/19 21:00