カルチャー [官能小説レビュー] 女と不倫をする主婦の物語――『深爪』の描く女同士のセックスは純粋なのか 最愛の妻を寝取られた時、夫はそのやるせない気持ちにどう折り合いをつけるのだろうか。腹いせに、妻がそうしたように自分もほかの女と寝るかもしれない... 官能小説レビュー中山可穂深爪 2014/06/16 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 生活か、セックスか。結婚を控えた女のやるせない渇望を描く『よるのふくらみ』 結婚とは、1人の男性を家族として、またセックスのパートナーとして、2つの役割を両立させながら生涯愛し続けることである。そう考えると、筆者は途端... 官能小説レビューよるのふくらみ窪美澄 2014/06/02 19:30
カルチャー [官能小説レビュー] セックス中に“俯瞰”する女たち――『あなたのそばに』から考える女の本能 男は別れた女との思い出を、まるで引き出しにでもしまうように大事に取っておく生き物だという。では、女にとっての失恋とは何なのか? ロマンチストな... あなたのそばに官能小説レビュー葉月奏太六つの禁じられた悦楽 2014/05/19 19:15
カルチャー [官能小説レビュー] 『不倫(レンタル)』というタイトルに込められた、高齢処女の思考回路とは? 「30歳を過ぎた処女」と聞くと、「見た目が残念なのかな?」「性格がきつすぎるとか」「それとも男性恐怖症?」などと思ってしまいがちだが、特に容姿... 不倫(レンタル)官能小説レビュー姫野カオルコ 2014/04/21 19:15
カルチャー [官能小説レビュー] 幸せな家庭を築く男の秘密を知る、快楽と苦しみ――尾行小説『二重生活』 女は「他人のうわさ好き」といわれる生き物だ。それは、自己評価を重んじる男性とは違い、女は他人と自分を比較することで、自分の立ち位置を把握しよう... 小池真理子二重生活官能小説レビュー 2014/04/07 20:01
カルチャー [官能小説レビュー] 「後生ですから」で即緊縛! SF官能小説『エロチカ79』に見る官能の新境地 あなたは、「官能小説」と聞くとどんな世界観を想像するだろうか? まるで人気のない地下室のような、陰湿で暗く、淫靡な雰囲気を思い浮かべる人が少な... 西城秀樹のおかげです森奈津子エロチカ79官能小説レビュー 2014/03/24 19:30
カルチャー [官能小説レビュー] 男の性奴隷と化したCAたち――『夜間飛行』が問う、女を花開かせるものとは? 昔から「女の勝ち組」職業といえば、キャビンアテンダント(CA)だ。容姿と知性の両方を兼ね備えているCAは “高嶺の花”というイメージが強く、だ... 蒼井凛花夜間飛行官能小説レビュー 2014/03/10 19:50
カルチャー [官能小説レビュー] 亡父と妻の肉体関係を暴きたい――『砂の上の植物群』の色あせない真っ直ぐな性愛 子どもの頃、なにげなく書店や図書館などで手にした本。その中に、官能的な表現が描かれていて、驚いた記憶はないだろうか? 筆者がこの本を手にしたの... 砂の上の植物群吉行淳之介官能小説レビュー 2014/02/24 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 部下に妻を寝取られ、自慰に耽る中年男の悲哀――『不貞の季節』が最高にエロい理由 愛する者の裏切り行為は、時に人のマゾヒスティックな気持ちを呼び覚ます。例えば恋人が、自分以外の女とセックスしていると気付いた時、例えようのない... 団鬼六官能小説レビュー不貞の季節 2014/02/10 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 「モテない女の妄想炸裂」男目線の女性の官能小説像に一石を投じる『華恋絵巻』 「官能小説」と分類されるには、ある1つのルールに必ず則っていなければならない。一編の物語の中で、最優先で表現されていなければならないのが、セッ... 華恋絵巻官能小説レビュー 2014/01/27 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 『ジェリー・フィッシュ』に見たセックスの本質、少女らが首を絞め合う意味 思春期の頃は、女友達を“好き”という気持ちに、どう友情と愛情の境界線を引けばいいのか難しかった。例えば、親友がほかの女友達と仲良くしていると嫉... ジェリー・フィッシュ官能小説レビュー 2014/01/13 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 『ゆっくり 破って』から考える、「三十路の処女はいかに“破られる”べきか?」 「三十路の処女」という女性は、果たして存在しているのだろうか。男が苦手なわけでも、同性愛者でもない。学生時代には交際相手もいたし、デートもキス... ゆっくり 破って官能小説レビュー 2013/12/16 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 苦しくないと生きている気がしない女――『恋地獄』に見た強烈な自己愛 人は、世間の価値観に沿い、対外的に“恋”をする。無意識のうちに、世間の決めた“いい男”の条件に見合った男性を選別してターゲットを絞り、相手が定... 恋地獄花房観音官能小説レビュー 2013/12/02 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 真のヤリマンこそ純潔である――『聖娼の島』が投げかけるセックスの意味 学生の頃、また社会人になっても、ふと気付くと、コミュニティ内に“ヤリマン”のうわさが立っている……そんな経験はないだろうか? 例えば、同じ学校... 聖娼の島うかみ綾乃官能小説レビュー 2013/11/18 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 「セックスは事なかれ主義」の女への良書『わたしには鞭の跡がよく似合う』 ひとりの男性から愛情と快感の両方を手に入れることは、とても難しい。どんなに愛している恋人がいても、じゃあセックスまで大満足しているのかと問われ... 大石圭わたしには鞭の跡がよく似合う官能小説レビュー 2013/11/04 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 骸骨を前にセックスに耽る――“過去の男”への深層心理を炙りだす『枯骨の恋』 幼い頃はキラキラ輝いていた未来も、歳を重ねてゆくたびに、だんだんと期待が抱けなくなり、過去ばかりを振り返るようになる。それは、恋愛に対しても同... 枯骨の恋岡部えつ官能小説レビュー 2013/10/21 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 愛のないセックスこそ快感? 『リコちゃんの暴走』が暴く、痛い女の自己愛 人を好きになるという心理の裏側には、自己愛が秘められている。例えばルックスの良い男性を好きになり、その思いが通じた場合、すれ違う女性たち全員か... 蛭田亜紗子人肌ショコラリキュールリコちゃんの暴走官能小説レビュー 2013/10/07 19:00
カルチャー [官能小説レビュー]番外編 「セックスは、感情云々ではない」AV女優・森下くるみ、覚悟の根源とは? さまざまなアイドルグループが誕生し、「アイドル戦国時代」といわれる現在。一般の女の子が、テレビや舞台に立って声援を浴びることが昔に比べて容易く... 官能小説レビュー森下くるみすべては「裸になる」から始まって 2013/09/23 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 女だって“勃起”する――『星が吸う水』が描く、性別を超越する女の快感 女がただ純粋に性欲を晴らすためだけのセックスを求めようとしても、それを公衆の面前で声を大にして言うことが、はばかられる世の中である。男であれば... 村田沙耶香星が吸う水官能小説レビュー 2013/09/11 21:00
カルチャー [官能小説レビュー] SMこそセックスの基本!? 『調教MYダーリン』の女王と下僕の奥深い関係 付き合う相手によって趣味や食事の好みが変化する――という女性は多い。しかし、男によって最も変わりやすいのは、セックスではないだろうか。淡白なセ... 官能小説レビュー調教MYダーリン水無月詩歌 2013/08/26 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 古女房の摩訶不思議な変化物語――官能ホラー小説『秘めやかな蜜の味』 セックスすると、相手に対して情が沸くのが人の性。特に女は、抱かれた男に対して情念を抱いてしまうこともあるのではないだろうか。ベッドでもそれ以外... 秘めやかな蜜の味坂井希久子官能小説レビュー 2013/08/12 19:00
カルチャー [官能小説レビュー] 『人形』が描く、「母親の男」に恋をしてしまった女の末路とは? 相手を「好き」だと感じるピュアな心情。例えどんな相手であっても、その思いを受け止めてほしいと感じるはず。相手に触れたい。そして、大好きな相手に... 官能小説レビュー馳星周M人形 2013/07/29 19:00