サイゾーウーマン芸能テレビ1位と2位は『御上先生』『ホットスポット』 芸能 【TVer週間人気ランキング】 【TVer週間ランキングTOP10】1位と2位は『御上先生』『ホットスポット』、月9『119』はなぜか圏外 2025/02/04 15:00 サイゾーオンライン編集部 視聴率 【サイゾーオンラインより】 松坂桃李(写真:Getty Imagesより) 月間動画再生数が年々増加傾向にあるという民放公式動画配信サービス「TVer」。公式サイトで公開されている「総合ランキング」をもとに毎週“週間人気ランキング”を作成し、ネット上で話題のドラマや視聴率だけでは見えてこない人気番組を探る。 目次 松坂桃李『御上先生』が断トツ1位 一捻りした学園ドラマが増加 2位はバカリズム『ホットスポット』 TVer週間人気ランキング(1月27日~31日) ※記事内の順位は、2025年1月27日~31日のTVer「総合ランキング」の上位10番組を調査し、ポイントに換算して集計した「サイゾーオンライン」独自のランキング。 『御上先生』が断トツ1位、「こんな賢い学園ドラマ見たことない」の声も 1位は松坂桃李主演の日曜劇場『御上先生』(TBS系/日曜午後9時)。先週は常に上位にあったため、断トツのポイント数となった。 松坂が「日曜劇場」枠初主演を務める『御上先生』は、文科省のエリート官僚・御上孝(松坂)が受験を控える高校3年生の担任教師となり、日本教育に蔓延る腐った権力へ立ち向かう大逆転教育再生ストーリー。 松坂の主演映画『新聞記者』(2019)で「第43回日本アカデミー賞」優秀脚本賞を受賞した詩森ろば氏が脚本を手掛ける完全オリジナル作品で、俳優陣には吉岡里帆、岡田将生、及川光博、常盤貴子、北村一輝、さらに生徒役として奥平大兼、蒔田彩珠、窪塚愛流らが名を連ねる。 第1話の平均視聴率は世帯12.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人7.5%と好発進。第2話と第3話も共に世帯11%台と高視聴率で、現在のところ2ケタをキープしている。 一風変わった学園ドラマに、ネット上では「よくある教師と生徒の感動物語じゃないところが新鮮で面白い」「こんなに教師と生徒が賢い学園ドラマ、今まで見たことない」などと好意的な声が続出した。 “一捻り”した学園ドラマが増加 『御上先生』について、ドラマライターの北村有氏が話す。 「同ドラマはセンセーショナルな学園もので、今期、前評判が高かったドラマの一つ。学園ものといえば、90~00年代に放送された大人気シリーズ『ごくせん』(日本テレビ系)や『GTO』(フジテレビ系)の印象が色濃いですが、直近だと19年放送の『3年A組-今から皆さんは、人質です-』や23年の『最高の教師 1年後、私は生徒に□された』(共に日本テレビ系)など、ミステリー要素も加えた、趣向を一捻りした作品が多くなってきました。 『御上先生』もその系譜に則っており、かつ問題を起こしそうもないエリート学園が舞台であること、主人公の御上が官僚から派遣されてきた教師であること、そして教育の重要性を謳いつつ政治や権力体制の闇に切り込む内容であることなどが、本作への注目を生んでいると考えられます」 2位は『ホットスポット』、月9『119エマージェンシーコール』はランク外 2位はバカリズムが脚本を手掛ける『ホットスポット』。同作は連ドラ初主演の市川実日子をはじめ、東京03・角田晃広、鈴木杏、夏帆、ココリコ・田中直樹、平岩紙、小日向文世らが出演する。 同作は、「アジア・テレビジョン・アワード 2023」最優秀脚本賞や「ATP賞テレビグランプリ」総務大臣賞をはじめ数々のアワードで受賞した安藤サクラ主演『ブラッシュアップライフ』(23年1月期)のスタッフが再集結したヒューマン・コメディー。 平均視聴率は世帯5%台が続いており少々物足りない印象ながら、TVerの総合ランキングやNetflixの「今日のTV番組TOP10(日本)」では常に上位にあり、ネット視聴者層との相性の良さがうかがえる。前出の北村氏が語る。 「『ホットスポット』は『架空OL日記』や『ブラッシュアップライフ』、昨年放送された『侵入者たちの晩餐』などで、すでにブランドを確立しているバカリズム脚本とあり、放送前から期待値の高い状態でした。今のところ角田演じる宇宙人・高橋孝介を、周囲にいる遠藤清美(市川)たちが軽く弄んでいるような構図がコミカルに描かれ、ライトに楽しめるドラマになっています。しかし、『ブラッシュアップライフ』のように終盤でシリアスなどんでん返しが起こる可能性もあり、それを期待している視聴者もいるのではないでしょうか」 一方、唐沢寿明主演『プライベートバンカー』(テレビ朝日系)や清野菜名主演『119エマージェンシーコール』(フジテレビ系)といった地上波視聴で人気の高いドラマがトップ10に入らなかった。前出の北村氏が言う。 「キャストもストーリーも申し分ない月9ドラマ『119エマージェンシーコール』がランクインしていない点が解せません。『まどか26歳、研修医やってます!』も7位に留まっていますし、あまり無骨な救急ものはTver視聴者層にはウケないのでしょうか」 まだスタート間もない作品も見られる今期ドラマ。今後の順位変動に注目したい。 TVer週間人気ランキング(集計期間:2025年1月27日~31日) 1位『御上先生』(TBS系/日曜午後9時)41pt 2位『ホットスポット』(日本テレビ系/日曜10時30分)24pt 3位『アンサンブル』(日本テレビ系/土曜午後10時)22pt 同率3位『アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~』(フジテレビ系/火曜午後9時)22pt 5位『クジャクのダンス、誰が見た?』(TBS系/金曜午後10時)17pt 同率5位『フォレスト』(テレビ朝日系列/日曜午後10時15分)17pt 7位『まどか26歳、研修医やってます!』(TBS系/火曜午後10時)16pt 8位『水曜日のダウンタウン』(TBS系/水曜午後10時)13pt 同率8位『御曹司に恋はムズすぎる』(カンテレ制作・フジテレビ系/火曜午後11時)13pt 10位『相続探偵』(日本テレビ系/土曜午後9時)11pt 同率10位『いきなり婚』(日本テレビ系/火曜24時24分)11pt サイゾーオンライン編集部 芸能・政治・社会・カルチャーなど、さまざまな情報を独自の切り口で発信するニュースサイト。 X:@cyzo サイゾーオンライン 最終更新:2025/02/04 15:00 関連記事 『べらぼう』蔦重、徳川家を巻き込んだ出版、文書をめぐる詐欺・改ざん事件の真相『タイプロ』寺西拓人、配信ドラマ『情事と事情』で見せた色っぽい“ヒモ男”ぶりが沼すぎる【冬ドラマ】TVerお気に入り数ランキング|1位は『家政夫のミタゾノ』、『日本一の最低男』はワースト入り【冬ドラマ視聴率】『法廷のドラゴン』初回7.3%歴代最高で思い出す「大物俳優主演の“惨敗”ドラマ」ドラマ『秘密』第1話から「原作改編」の波紋……Hey!Say!JUMP・中島裕翔は前主演作が視聴率3.9% 次の記事 男性アイドル生写真売り上げ1月ベスト5 >