2025年1月期の連続ドラマ

【冬ドラマ】TVerお気に入り数ランキング｜1位は『家政夫のミタゾノ』、『日本一の最低男』はワースト入り

2025/01/28 15:00

仲宗根由紀子（エンタメライター）

TOKIO・松岡昌宏の画像 — 『家政夫のミタゾノ』で主演を務めるTOKIO・松岡昌宏主演（C）サイゾーウーマン

　1月25日に赤楚衛二主演『相続探偵』（日本テレビ系／土曜午後9時）の初回が放送され、いよいよ出そろった民放GP帯の1月期連続ドラマ。ここでは、民放公式動画配信サービス「TVer」のお気に入り数をランキング形式で紹介する。

・1位はTOKIO・松岡昌宏主演『家政夫のミタゾノ』
・2位は月9『119エマージェンシーコール』、第3話が延期に
・ワースト入りに香取慎吾『日本一の最低男』や『秘密』
・冬ドラマ民放GP帯「TVer」お気に入り数ランキング

1位はTOKIO・松岡昌宏主演『家政夫のミタゾノ』、唯一「100万超え」のワケ

　1位はTOKIO・松岡昌宏主演『家政夫のミタゾノ』第7シリーズ（テレビ朝日系／火曜午後9時）で、1月27日時点（以下、同）でのお気に入り数は111.1万。

　同ランキング唯一の100万超えであるが、これはTVerがシリーズドラマや関連番組のお気に入りを1つにまとめる仕様となっているためで、前シリーズの時点でかなり伸びていたものと思われる。

　とはいえ、同ドラマは1月14日に放送された第1話の視聴率が世帯8.7％（ビデオリサーチ調べ、関東地区／以下同）、個人4.9％と健闘したことからも、同作自体にも多くのファンがついているといえるだろう。

　なお、第1話のゲスト俳優は先月急逝した中山美穂さんで、番組のエンディングでは短い追悼シーンを放送。劇中で中山さんが座っていたイスとテーブルが映り、松岡扮するミタゾノが花を手向けていた。

　主演の松岡は中山さんの熱烈なファンとして長年知られており、ネット上のファンからは「松岡くん、撮影つらかっただろうな」などと気遣う声が相次いだ。

2位は月9『119エマージェンシーコール』、第3話が延期に

　2位は、清野菜名が主演を務める月9ドラマ『119エマージェンシーコール』（フジテレビ系／月曜午後9時）で、お気に入り数は81.0万。

　同ドラマは、消防局の通信指令センターで働く指令管制員（ディスパッチャー）の仕事を描くオリジナル作品。清野は「一度聞いた声や音を忘れない」というずば抜けた能力を持つ新人指令管制員を好演している。

　第1話放送後、ネット上では「真面目な内容ですごく良いドラマ」「指令管制員のことをもっと知りたい」などと好意的な声が続出。

　一方で、主人公がショッピング施設の立ち入り禁止エリアに入っていくシーンなどに違和感を覚えた視聴者もいたようで、「主人公のモラル、どうなってるの？」と疑問の声も散見された。

　なお、1月27日には第3話が放送予定だったものの、同日の午後4時にスタートしたフジテレビ幹部による記者会見が10時間を超えたため、第3話の放送を2月3日に延期。ネット上では「楽しみにしていたので残念です」「フジテレビがエマージェンシーだね」といった声が上がっている。

ワースト入りに香取慎吾『日本一の最低男』や『秘密』

　同ランキングでワーストとなった3作品は、『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』（フジテレビ系／木曜10時）、『秘密～THE TOP SECRET～』（フジテレビ系／月曜午後10時）、『相続探偵』（日本テレビ系／土曜午後9時）。

　『秘密～THE TOP SECRET～』と『相続探偵』はまだ第1話しか放送されていないため、今後お気に入り数は増えていく可能性がありそう。しかし、香取慎吾主演『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』は30日に第4話の放送を控えており、中盤に差し掛かろうとしているため、「伸び悩んでいる」と言わざるを得ない。

　一方で、深夜ドラマながら健闘しているのが、King＆Prince・永瀬廉主演の『御曹司に恋はムズすぎる』（フジテレビ系／火曜午後11時）。お気に入り数はGP帯の『まどか26歳、研修医やってます！』（TBS系／火曜午後10時）や『プライベートバンカー』（テレビ朝日系／木曜午後9時）を上回る64.4万まで増加しており、人気の高さが際立っている。

　早くもお気に入り数に差が出始めたGP帯の冬ドラマ。今後、100万を超える作品はどれほどあるだろうか。