【ヤオコー】グルメ

人気スーパー【ヤオコー】おすすめスイーツ、1位は235円「きなこの和パフェ」! グルメライターが実食ジャッジ

2024/06/29 15:00
阿左美賢治(ライター)
(写真:サイゾーウーマン)

 株式会社ヤオコーが関東一円に展開するスーパーマーケットチェーン「ヤオコー」。同チェーンの“隠れた”プライベートブランド商品(以下、PB)である「watashi no sweets」シリーズで、以前特集したシュークリーム・エクレア部門以外の商品を「ヤオコー」の大ファンであるグルメライターが実食し、ランキング形式で紹介してみました。

目次

【ヤオコー】スイーツ系PB「watashi no sweets」とは
スイーツ系PB「watashi no sweets」6商品
スイーツ系PB6位:ちょこっとレアチーズケーキ
スイーツ系PB5位:北海道産生クリーム使用 ミルクカスタードワッフル
スイーツ系PB4位:濃厚ティラミス ~国産マスカルポーネ使用~
スイーツ系PB3位:もっちり白玉クリームぜんざい ~十勝産小豆使用~
スイーツ系PB2位:イタリア栗のモンブラン ~北海道生クリーム仕立て~
スイーツ系PB1位:きな粉の和パフェ ~自家製白玉&わらび餅を添えて~

【ヤオコー】スイーツ系PB「watashi no sweets」とは

 株式会社ヤオコーが運営し、関東一円に展開されているスーパーマーケットチェーン「ヤオコー」。同チェーンを愛し、通いつめている筆者は、たびたび々同チェーンの魅力を紹介する記事を書いてきました。

 「ヤオコー」と言えば、「Yes!」を代表とするPB商品の価格と質のバランスが高いところでまとまっている、というのが大きな魅力の一つであることを、繰り返しお伝えしてきたと思います。


 そんな同チェーンには、なぜか公式サイトのPB紹介では取り上げられていないスイーツ系PB「watashi no sweets」や、ベーカリー系PBの「わたしのおきにいり」などの“隠れPB”とも言える商品が存在しています。これらのブランドがなぜそのような状況にあるのかはわかりませんが、「ヤオコー」を愛する消費者の一人として、非公式にでもぜひその魅力を伝えたい――。

 そうした気持ちを抱いた筆者は、以前の記事でも取り上げたヤオコーのスイーツ系PBである「watashi no sweets」から、前回特集したシュークリーム・エクレア系以外の商品を選び、それらをランキング形式で紹介することにしました。

【ヤオコー】スイーツPB「watashi no sweets」から6商品

今回ジャッジする6品(写真:サイゾーウーマン)

 今回、「ヤオコー」のスイーツ売り場で見つけられた「watashi no sweets」のうち、シュークリーム・エクレア以外の商品は以下の6つでした。

・北海道産生クリーム使用 ミルクカスタードワッフル(246円、税込み/以下同)
・濃厚ティラミス ~国産マスカルポーネ使用~(213円)
・ちょこっとレアチーズケーキ(213円)
・イタリア栗のモンブラン ~北海道生クリーム仕立て~(354円)
・きな粉の和パフェ ~自家製白玉&わらび餅を添えて~(235円)
・もっちり白玉クリームぜんざい ~十勝産小豆使用~(321円)

 ケーキ系が4種類、和スイーツが2種類という内訳となっています。パイシュー・エクレア系の商品と同じく、使われている原料をアピールした商品が多くなっています。

 前回と同じくこれらを、味・食感・コスパの3つの基準について、5段階で評価してランキングしていくことにしました。

【ヤオコースイーツ】6位:ちょこっとレアチーズケーキ(213円)

ちょこっとレアチーズケーキ(写真:サイゾーウーマン)
ふたを開けたところ(写真:サイゾーウーマン)
断面(写真:サイゾーウーマン)

味 ★★☆☆☆
食感 ★★☆☆☆
コスパ ★★★☆☆
計 ★7

 残念ながら6位となってしまったのは、鉄板商品であるはずのチーズケーキでした。今回、唯一味で★2を付けてしまったこの商品ですが、味が悪いというよりも、構成が惜しいというのが評価の主な理由。

 上部にあるチーズクリームはかなり完成度が高い味わいである一方、その下にあるチーズムースといちごソースの組み合わせは凡庸な味で、クリームの後に食べるとちょっとがっかりしてしまうというのが、筆者的にはちょっと残念な部分でした。また、底に敷くのはスポンジよりも、クランブルのほうが食感の差が楽しめていいと思います。

【ヤオコースイーツ】5位 北海道産生クリーム使用 ミルクカスタードワッフル(246円)

北海道産生クリーム使用 ミルクカスタードワッフル(写真:サイゾーウーマン)
パッケージから出したところ(写真:サイゾーウーマン)
断面(写真:サイゾーウーマン)

味 ★★★☆☆
食感 ★★☆☆☆
コスパ ★★★★☆
計 ★9

 5位は、4個入りで246円とコスパの面ではかなりよかったこの商品。カステラのような食感のワッフルに、クリームが挟まれているものとなっています。

 個人的にはもう少しもっちりした生地の方が好みですが、軽い食感が好きな人にはアリかもしれません。ただ、商品名についている「ミルクカスタード」と思われるクリームは、かなり生クリームに近い味わいで、カスタード要素を求めて買うと肩透かしを食らってしまうのではというのが正直な感想。それとも、ワッフル生地にカスタードが使われているということなのかな……?

【ヤオコースイーツ】4位 濃厚ティラミス ~国産マスカルポーネ使用~(213円)

濃厚ティラミス ~国産マスカルポーネ使用~(写真:サイゾーウーマン)
ふたを開けたところ(写真:サイゾーウーマン)
断面(写真:サイゾーウーマン)

味 ★★★★☆
食感 ★★☆☆☆
コスパ ★★★★☆
計 ★10

 4位は、国産マスカルポーネ使用をアピールしているティラミスです。半分溶けたような状態になるまでコーヒーをしみこませたスポンジは、前回の「ほろにがティラミス風シュークリーム」と同じく、かなりしっかりとした苦みを持っておりその部分は筆者的には◎。

 しかし、べちょべちょのスポンジの食感は、かなり好みが分かれるものだと思いました。また、ウリであるはずのマスカルポーネクリームは、スポンジに比べてかなり主張が弱いのが玉に瑕。苦みは濃厚ですが、チーズも濃厚にしてもらえればより良い味わいになるのでは。

【ヤオコースイーツ】3位 もっちり白玉クリームぜんざい ~十勝産小豆使用~(321円)

もっちり白玉クリームぜんざい ~十勝産小豆使用~(写真:サイゾーウーマン)
ふたを開けたところ(写真:サイゾーウーマン)
断面(写真:サイゾーウーマン)

味 ★★★★★
食感 ★★★★☆
コスパ ★★☆☆☆
計 ★11

 3位は、生クリームとあんこ、白玉が組み合わさったこの商品。ぜんざいというと甘い汁ものを想像するところがあり、若干その部分に違和感を覚えましたが、甘さ控えめながらも小豆のおいしさをしっかり感じるあんこ、軽い味わいの生クリーム、そして商品名の通りもっちもちの食感の白玉は、まさに三位一体とも言える好相性で味的には文句なしの満点。

 しかし、巨漢グルメライターの筆者的には、値段の割にちょっと量が寂しいかな、と感じてしまったため、コスパの部分が足を引っ張り残念ながら3位という結果になりました。

【ヤオコースイーツ】2位 イタリア栗のモンブラン ~北海道生クリーム仕立て~(354円)

イタリア栗のモンブラン ~北海道生クリーム仕立て~(写真:サイゾーウーマン)
ふたを開けたところ(写真:サイゾーウーマン)
断面(写真:サイゾーウーマン)

味 ★★★★★
食感 ★★★★☆
コスパ ★★★☆☆
計 ★12

 2位は、イタリア栗が使われているというモンブラン。上部のマロンクリームはしっかりとした栗の風味を感じられ、その下に敷かれている生クリームとの相性もバッチリでハイレベルな味わいとなっており、味の面ではこちらも満点です。

 加えて、下のスポンジの間に、刻んだ栗が生クリームとともに入っているのも、食感のアクセントとなり高ポイントでした。ただ、やはり土台がスポンジなのが筆者的にはちょっと気になる点。タルト生地や焼きメレンゲを敷いたものであれば、これが1位だったかもしれません。

【ヤオコースイーツ】1位 きな粉の和パフェ ~自家製白玉&わらび餅を添えて~(235円)

きな粉の和パフェ ~自家製白玉&わらび餅を添えて~(写真:サイゾーウーマン)
ふたを開けたところ(写真:サイゾーウーマン)
断面(写真:サイゾーウーマン)

味 ★★★★☆
食感 ★★★★★
コスパ ★★★★☆
計 ★13

 見事1位に輝いたのは、きな粉ムースと生クリームが使われた和パフェでした。きな粉ムースの香ばしい味わいはもちろん、上部の抹茶クリーム、小豆やわらび餅、白玉などのトッピングの味や食感を合わせ、さまざまな組み合わせが楽しめるのは、まさにパフェ特有の魅力。

 200円台前半のスイーツとしては、かなりコスパがいいのではないでしょうか。強いて言えば、きな粉、抹茶とくると筆者としては黒みつも欲しくなってしまうので、別添のような形で黒みつのパックを付けてくれると、味の面でもパーフェクトになると思います。

【ヤオコースイーツ】「watashi no sweets」部門 ランキング

 以上が、「watashi no sweets」の6商品をランキング形式での紹介となります。前回のシュークリーム・エクレア部門での1位が「つぶあんとホイップを使用したパイシュー」であったのにくわえ、今回も1位が「きな粉の和パフェ」、3位が「もっちり白玉クリームぜんざい」となったことを考えると、「ヤオコー」は和テイストのスイーツが強いんだな、という感想を抱きました。

 一方で、今回2位に入った「イタリア栗のモンブラン」のように、洋菓子でもハイレベルな味わいの商品は少なくありません。読者の皆さんも、ぜひこの記事を参考に、“隠れPB”である「watashi no sweets」からお気に入りの一品を探してみてください。

1位 きな粉の和パフェ ~自家製白玉&わらび餅を添えて~

2位 イタリア栗のモンブラン ~北海道生クリーム仕立て~

3位 もっちり白玉クリームぜんざい ~十勝産小豆使用~

4位 濃厚ティラミス ~国産マスカルポーネ使用~

5位 北海道産生クリーム使用 ミルクカスタードワッフル

6位 ちょこっとレアチーズケーキ

阿左美賢治(ライター)

阿左美賢治(ライター)

中学3年生で体重100kgを超え、全盛期の30代前半には200kgを超えた業界最大級の巨漢ライター。焦って低糖質ダイエットを始め、150kgまで減量に成功したものの、近頃は再びリバウンド気味となっている。自宅で低糖質スイーツを作るのが趣味だが、コンビニやスーパーで見かける糖質たっぷりスイーツの誘惑に負けることも多々。

最終更新:2024/06/29 15:00
あんこに強いPB、推せる!!