サイゾーウーマンコラム“中学受験”に見る親と子の姿余裕の1月校に落ちた元受験生の告白 コラム “中学受験”に見る親と子の姿 中学受験、余裕の1月校に不合格も……本命校に合格! 元受験生が語る「目が覚めた」瞬間 2024/01/21 13:00 鳥居りんこ(受験カウンセラー、教育・子育てアドバイザー) コラム 不合格から3週間、本命校の結果は…… 「塾には自習室も完備されているんですが、自分には先生たちが目の前でワチャワチャしている環境が居心地良かったって言うか……、そこにいると不合格のことも忘れられて、なんか、安心できたんですよ」 慎吾くんは、本番入試直前に塾の先生にかけられた言葉が今も印象に残っているという。 「すっごく信頼している先生にこう言われたんです。『慎吾、オマエ、この3週間ですごく成長したな。この小うるさい環境の中でも、集中して、よく頑張った。オマエほど、本命のB校の過去問をやりこんだヤツはいね~よ。明日は自信もって、ぶつかってこい!』って。自分でも、すごく不思議なんですが、3週間だけですけど、これ以上はできない! ってくらいやれたんで、これで落ちるなら仕方ないっていうくらいの清々しい気分でした」 結果は見事、合格。慎吾くんはこう言っている。 「1月校に落ちたからこその本命校合格だったと思います。それまで、自分はいまひとつ、受験というものがわかってなかったというか……。『不合格』っていう“烙印”が本当に押されるんだってことで目が覚めた部分がありますね。絶対に本命校には受かってやる!って気持ちになりましたから」 次のページ お試し受験において合格よりも必要なこと 前のページ123次のページ 関連記事 中学受験本番、プレッシャーで「腹痛」に……お試し校「不合格」の親子を救った人物とは?中学受験のお試し校に不合格! 「私の費やした時間、お金……」母がぶつけた“言ってはいけない言葉”中学受験、偏差値35の私立中から慶應大学合格も……「ゆる受験」成功の女性が後悔するワケ中学受験ミラクル合格――「持ち偏差値から15上」の鉄緑会指定校で、息子が腐らなかったワケ中学受験で全校合格、しかしすぐ不登校に……「半狂乱になった」心配性の母親の告白