確かに井口しかテレビで見ない

『M-1』王者史上最速で仕事がなくなりそうな芸人は? テレビ関係者が暴露

2023/10/26 14:59
村上春虎(ライター)
カメラの写真
Getty Imagesより

 10月14日深夜に放送された『オールスター後夜祭’23秋』(TBS系)で、お笑いコンビ・ウエストランド・河本太が、絶叫する場面があった。

 同番組は『オールスター感謝祭』のセットをそのまま使い放送する“延長戦”で、クイズで正答率最下位となった河本はちょっとした罰を受け、番組の永久追放(出禁)が決定。その瞬間、河本は頭を抱え「最悪だ~!!」「ただでさえ仕事がなくなってきたのに」と愕然としたのだった。

「過去、同番組で永久追放となった芸人には、マヂカルラブリー・野田クリスタル、アルコ&ピース平子祐希、ハリウッドザコシショウなどがいますが、正直、永久追放になったところでなんら仕事量には影響しません。むしろ、深夜1時から3時までの数時間を拘束されずに済むので、芸人たちも本音を言えば積極的に受けたくない仕事のはず。一方、河本は最長8日間の連休があるほど仕事がない状態のよう。翌15日に更新した自身の公式X(旧・Twitter)では、『また休み増える』と愚痴をこぼしていました」(芸能ライター)

 『M-1グランプリ2022』(テレビ朝日系)で優勝してからまだ10カ月しかたっていないウエストランド。相方でネタを作っている井口浩之には個人仕事が舞い込んでいるものの、河本は呼ばれなくなってきている。

「河本は、『M-1』王者史上最速で仕事がなくなる芸人と揶揄されています。パンサー・尾形貴弘は、河本同様『何の特技もない芸人』といわれていますが、彼には『声が大きい』『いつも必死な姿勢』『妻への行きすぎた愛情』など、制作側が使いたい要素がある。しかし河本にはそれすらもないのです」(テレビ業界関係者)


 また、モグライダーともしげも、「有能な芝大輔とは対照的にポンコツぶりがイジられるタイプですが、彼の場合は舌足らずなしゃべり、支離滅裂な物言いや失礼な態度などが特徴となり、拾ってくれる番組がある。しかし河本の場合、笑いが取れないと悩みつつも、どこか悠然と構えているあの雰囲気を見ると、どうも食指が動かないのです」(同)とのこと。

ウエストランド・河本はすぐれた資格・技能を持っているが……

 窮地に立たされている河本だが、以前までリフォーム会社で正社員として働いており、電気工事や配管工事、高所作業車運転者、危険物取扱者など、すぐれた資格・技能を持っている。

「『有吉ゼミ』『ザ!鉄腕!DASH!!』(ともに日本テレビ系)に呼ばれてもおかしくないのですが、いかんせん河本自身が、資格や技能を芸人の仕事に生かしたくないと考えているフシがあり、こちらからこのネタでオファーもしにくい。また妻子持ちなので、恐妻家キャラで売ったり、妻や子どもが顔出しできるなどあればいいのですが、そういうこともなさそうです」(同)

 今後、ウエストランドはどうなるのだろうか。

「『オールスター後夜祭’23秋』で河本が最下位となったとき、隣にいた井口は軽くガッツポーズをしていました。これは笑いを取るためでしょうが、結成以来すべての仕事のギャラが折半で、彼の家庭までも養っている状況に、半ば冗談で『解散してもいい』と言い出しているとか」(同


 そんな井口も、毒舌の一本調子だけではいずれ飽きられるだろう。河本が覚醒し、コンビで番組に呼ばれるようになればいいのだが。



村上春虎(ライター)

村上春虎(ライター)

1976年生まれ。バラエティ番組や情報番組などテレビ番組の制作に携わる傍ら、現場で見聞きした情報やリサーチしたネタをネット記事で放出する。

最終更新:2023/10/26 14:59
特徴がないんだよな……