最近テレビでよく見るコンビ

『下剋上球児』『ヒルナンデス!』にも出演! テレビ関係者が語る芸人・コットンの魅力

2023/10/21 13:00
村上春虎(ライター)
Getty Imagesより

 西村真二ときょんからなるお笑いコンビ・コットンの躍進が目覚ましい。今年4月から『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)の月曜レギュラーを務めているほか、各バラエティ番組にコンスタントに出演している。

「最近は『秘密のケンミンSHOW極』(日本テレビ系)や『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)などに呼ばれては、しっかりインパクトを残しています。ちなみに、10月15日からスタートした日曜劇場『下剋上球児』(TBS系)に、コンビニの店員役として、きょんが出演中です」(芸能ライター)

  コットンはもともと、「ラフレクラン」というコンビ名で活動していたものの、2021年4月に改名。その後、『キングオブコント2022』(TBS系)での準優勝がブレークのきっかけとなった。

「それまでは、名前は知っていても、どんなコンビかつかみきれていないテレビ業界人が多かった。きょんはもともと、阿部サダヲや竹中直人といった俳優を目標に、芸能プロダクション・ワタナベエンターテインメントの養成所の俳優コースを受験したこともあったほど。演技力の高さは三谷幸喜からも絶賛されており、変幻自在のキャラが魅力的です」(テレビ業界関係者)

コットンは2人とも“しゃべれる”のが強み

 また、コットンはネタや演技だけでなく、2人とも“しゃべれる”という点がテレビ番組で重宝され始めた理由だという。


「きょんは一見“おバカ”芸人っぽくありますが、錦鯉の長谷川まさのり、モグライダーともしげといった面々とは一線を画し、きちんと自分の言葉でしゃべれる。一方、西村は広島ホームテレビで3年間アナウンサーとして働いていた経験があり、トークが的確で場を回すことにも慣れている。『ワイドナショー』(フジテレビ系)にコメンテーターとして呼ばれることもありますが、自分の視座を持っており、これからはワイドショー方面のオファーも増えるはずです」(同)

 ただ、今後に不安がないわけではないようだ。

「今のコットンは大ブレーク前夜といったところ。ギャグフレーズや鉄板トーク、結婚して夫婦でセット売りするなど、番組制作サイドが使いたがる“切り札”が生まれないと、起用が倍増するということにはならないかもしれません」(同)
 
 コンビの色がさらに鮮明になれば、深夜帯などキー局での冠番組も見えてくるだろう。コットンはテレビマンが食いつきそうな二の矢、三の矢を放つことができるのだろうか。



村上春虎(ライター)

村上春虎(ライター)

1976年生まれ。バラエティ番組や情報番組などテレビ番組の制作に携わる傍ら、現場で見聞きした情報やリサーチしたネタをネット記事で放出する。

最終更新:2023/10/21 13:00
しゃべれるのは強いよね