サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」黒島結菜と宮沢氷魚の熱愛記事にモヤモヤ コラム “噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第639回】 黒島結菜と宮沢氷魚、週刊誌の熱愛記事に感じるモヤモヤのワケ 2023/02/28 21:00 神林広恵(ライター) 女性週刊誌ぶった斬り! 「女性自身」3月14日号(光文社)(C)サイゾーウーマン 下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る! マンガ雑誌「イブニング」(講談社)が2月いっぱいで休刊に。2001年の創刊から愛読していた雑誌だが、しかし、ここ十数年来マンガを含めどんどん雑誌がなくなっていく。そしてオンラインの世界に。寂しい。紙が好きだ、やっぱり。 第639回(2/23〜2/28発売号より) 1位「宮沢氷魚&黒島結菜 朝ドラカップル誕生 再燃「ちむどんどん愛」」(「女性自身」3月14日号) 2位「西島秀俊 『木村拓哉と朝まで!』あすなろ5人会継続中」(「女性自身」3月14日号) 3位「Kōki, ターボ忖度で上がる女優のハードル」(「週刊女性」3月14日号) ※「女性セブン」は合併号休み そうきたか! 世間をざわつかせた朝ドラ前作『ちむどんどん』だが、そのヒロイン黒島結菜が夫役の宮沢氷魚と真剣交際をしているというスクープを「女性自身」が報じている。 記事によると、撮影当時から仲がよかったという2人。人見知りの黒島が宮沢とは波長が合い、共通の趣味も多く、最近になって恋人として真剣に交際しているのだとか。そして記事には熱愛を証明するツーショット写真も――。 いや、違う。このツーショット写真、熱愛を証明するもの――例えばどちらかのマンションから出てきたとか、デートしている現場――などではなく、実は昨年11月に“ある事情”で「自身」が撮ったもので、さらに言えば「自身」記事は、2人が真剣交際しているという記述だけで、付き合っているというそのディテールや目撃談などはまったくない。 ただ匿名の映像制作関係者の「最近になって、2人が恋人同士として真剣に交際を始めている、という話が耳に入ってきたのです」「交際を始めてからは、隙間を見つけて会っているようですよ。お互いの作品を見たらLINEで報告し合っているようです」というコメントがあるのみなのだ。 記事に添付されたツーショット写真を「自身」が撮った経緯は、2人の熱愛とは関係ない。昨年11月にパリから一時帰国していた杏が自宅で催した、杏の長男の誕生パーティに招待された宮沢と黒島。そして一緒に帰宅する様子を「自身」がキャッチ、その様子はすでに「自身」昨年11月29日・12月6日合併号で、熱愛とは無関係に報じられている。 実際、ツーショットを撮った当日、2人は同じ車に乗ってその場を去ったと記事にはあるが、しかし「自身」がその後2人を追跡した形跡はない。そんな写真を、熱愛情報をキャッチした今、改めて引っ張り出してきたというものだ。直接熱愛とは関係ないツーショットで、そんな感じだから、記事全体を読んでもなんだかモヤモヤしてしまう。 きっと熱愛、真剣交際は本当なんだと思う。でも「自身」の中途半端な取材っぷり、さらに以前撮ったツーショットを熱愛の証拠とばかりに堂々掲載している安易さも相まって、妙にモヤモヤする記事になってしまった。残念だ。 高良健吾に成田凌、永瀬廉と、真偽のほどはバラバラだが、共演者とうわさになってきた黒島の共演者キラーぶり、また、朝ドラ共演者と結婚し離婚した、黒島が尊敬してやまない杏との関係もなんだかモヤモヤする。同じ轍を踏まないといいな、と。 次のページ 30年の時を経て引用された「JUNON」掲載のキムタクインタビュー 12次のページ 楽天 連続テレビ小説 ちむどんどん 完全版 DVD BOX3 関連記事 華原朋美、離婚劇でまたお騒がせ! 快進撃を遂げる“元親友”高嶋ちさ子と真逆の人生神田うの“不倫疑惑”は金銭トラブル? 不可思議な展開を見せる「女性セブン」の記事渡辺謙、「円満退社」じゃなかった? ネガティブ報道と再々婚の行方三浦瑠麗、太陽光発電や統一教会に関する疑惑続々! セレブコメンテーターの闇に切り込む「女性セブン」あの映画界の性加害報道監督、名前を変えて復帰――自覚や反省はないのか?