サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」三浦氏の闇に切り込む週刊誌 コラム “噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第635回】 三浦瑠麗、太陽光発電や統一教会に関する疑惑続々! セレブコメンテーターの闇に切り込む「女性セブン」 2023/01/31 21:00 神林広恵(ライター) 女性週刊誌ぶった斬り! 「週刊女性」2月14日号(主婦と生活社)(C)サイゾーウーマン 下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る! 先日、ノンフィクション作家・佐野眞一氏のお別れの会に出席した。コロナ禍にあって、こうした集まりは本当に久々だった。大勢の人が佐野氏を見送った。75歳、若すぎる。そして本日1月31日、佐野氏と同世代で2019年に逝去した「噂の真相」元編集長の岡留安則の命日でもある。享年71歳。若すぎる。そして、超絶かっこよかったロッカー鮎川誠氏も74歳。若い――。 第635回(1/26〜1/31発売号より) 1位「三浦瑠麗 『夫が10億円トラブル』で自宅にガサ! 残念すぎるセレブ生活」(「女性セブン」2月9日号) 2位「広瀬すず 脚本家北川悦吏子の“差別発言”が炎上中」(「週刊女性」2月14日号) 3位「中居正広がすがる團十郎『酵素風呂』の土壇場」(「女性自身」2月14日号) 国際政治学者でテレビコメンテーターとしても活躍する三浦瑠麗氏に、大スキャンダルが舞い降りた。夫である三浦清志氏が代表を務める投資会社「トライベイキャピタル」が“太陽光発電ビジネスで10億円をだまし取った”として、東京地検が家宅捜査、自宅にもガサ入れが行われたのだ。 もちろん“有名人”で、妻である瑠麗氏にも大きな注目が集まった。夫婦して東大卒、そしてセレブ生活を隠すことなく、上から目線の発言を繰り返してきた瑠麗氏だ。ネットでも瑠麗氏を批判する声が多かったが、有名コメンテーターの夫が巨額詐欺の疑いがかけられているという話題性にもかかわらず、テレビの情報番組や総合週刊誌では、これを大きく取り上げてはいない。そこには“身内意識”もあるのだろう、がしかし「女性セブン」は果敢にも、これまでの瑠麗氏の言動を取り上げ、批判を展開した。 まずは、そのセレブぶり。「『瑠麗さんは過去、(東京の)港区以外に住んだことがない』と豪語」として、現在、六本木のタワーマンションの高層階に住んでいることを紹介、さらに軽井沢の別荘、そして家具や調度品の豪華さも詳細に記している。また、公の席でのシースルーファッションで物議を醸したこと、食にこだわるが自分では作らないことなど、そのセレブぶりを伝えている。 もちろん投資詐欺で問題にされているのは、あくまで瑠麗氏の夫だ。妻は別人格なのだから批判されるのは筋違い、という声もある。実際、瑠麗氏も「私としてはまったく夫の会社経営には関与しておらず、一切知り得ないことではございます」と釈明したが、しかしどうだろう。というのも、この釈明には大きな疑問があるからだ。「セブン」記事でも、この瑠麗氏の釈明についてこう指摘している。 「彼女の会社(筆者註・シンクタンク「山猫総合研究所」)は、捜索を受けた清志さんの投資会社と同じビルの同じフロアにあり、ほぼすべてのスペースを共有していたようです。過去には夫の事業である太陽光発電を推奨する発言も目立っていましたね」(社会部記者のコメント) 次のページ 統一教会に対する瑠麗氏のスタンス 123次のページ 楽天 それでも、逃げない 関連記事 あの映画界の性加害報道監督、名前を変えて復帰――自覚や反省はないのか?堺雅人だけでなく菅野美穂まで非難! 大手事務所から独立した芸能人へのネガティブキャンペーン土屋太鳳と片寄涼太の結婚も! 若手芸能人が“授かり婚”をする事情とは藤島ジュリー景子氏「ジャニーズ問題の根源」、川口春奈「八面六臂の活躍」……2022年の“女”を斬る!中居正広の病状、ディープな「女性セブン」と薄っぺらい美談しか書けない「女性自身」の差