映画『オカムロさん』公開記念インタビュー

スタントパフォーマー・伊澤彩織、憧れる対戦相手は早乙女太一!「いつかぜひ刀を交えさせていただきたい」

2022/10/08 13:00
サイゾーウーマン編集部

クラシックバレエで培った“人のまねをする”ことが、スタントに生きた

インタビュー中、笑みがこぼれる場面も(C)サイゾーウーマン

――クラシックバレエも習っていたそうですね。

伊澤 3歳から11歳ぐらいまでやっていました。思い返すと、クラシックバレエで培ったことが、自分の中に強く根づいているように思います。バレエって結構競争社会で、発表会でセンターに立てなくても、センターの人が来れないときに「代役いつでもできます! 振り覚えてます!」ってアピールすると、リハーサルで真ん中に立たせてもらえたんです。だから私は、いろんな人の動きを覚えてまねしていましたね。ボーイズクラスの子の動きまで見て「私、踊れます!」みたいな(笑)。“人のまねをして動く”ということを自然とやっていました。

 スタントも、人の動きをまねすることが主な仕事なんです。役者さんの歩き方を観察して「ちょっとかかとを引きずってる」とか「ちょっと後ろ重心だな」って分析したりするし。自分がアクションをしていないときでも、現場で先輩たちの動きを見て「あ、そこでリズムを変えるんだ」と無意識に勉強できているのは、幼少期のバレエ経験が生きているからだと思います。

目指す先は、早乙女太一! 「いつか刀を交えさせていただきたい

――憧れの存在はいますか?

伊澤 殺陣をいつか一緒にやらせてもらいたいなって思っているのは、早乙女太一さんです! よくYouTubeとか早乙女さんが出演されている「劇団☆新感線」の公演を拝見してまして。いつか刀を交えさせていただきたいと思ってます。


 狂乱的で力強いアクションができる一方、優雅でしなやかな動きもできるというところに、色気をすごく感じます。細部の動きにまでこだわっている方だと思いますので、ずっと見ていられるなあと……。今回の『オカムロさん』で私も刀を扱っているんですが、いつか早乙女さんのような刀捌きができるようになりたいです。