コラム
“噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第606回】
松田聖子とユーミンが確執31年!? 不仲・共演NGネタが繰り返される残念な理由
2022/06/21 21:00
そこからひもとき、これまでの確執と15年の和解を“美談”に仕立てた、という体らしい。さらに花束の中に白いユリがあったが、かつて沙也加が“Lily”名でモデル活動をしたこともあったことも紹介される。
なるほどね。確かに聖子とユーミンの不仲説は、かつて盛んにうわさされたことだが、あまりに昔すぎてもう知らない人も多いだろう(そもそも興味もないかもしれないが)。そこで今回の贈花をきっかけに、過去を振り返る、総括する。読者の高齢化も顕著な女性週刊誌らしい企画だが、しかし、そもそもの不仲説に関して、記事の中でもこんな否定コメントが。
「単に、ユーミンのもとに楽曲提供のオファーがなかっただけではないでしょうか。プロデューサーの意向で別の人に依頼する時期が続いたということで、けんか別れなどではないと私は思います」
このコメントを出したのは音楽評論家で尚美学園大学副学長の富澤一誠氏。富澤氏といえば、18歳だったユーミンのデビューに関与し、売り出しキャッチコピー「新感覚派ミュージック」を手がけた人物でもある。
そんな人物が不仲説を否定しているのに、それでもタイトルに“確執31年”とうたい、特集掲載を強行した「自身」。よっぽどネタがなかったのか――。不仲ネタ、共演NGネタは当人や周囲が否定しても、風物詩のように繰り返されるのかもしれない。ネタ切れのときは特に――。