"噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【年末番外編】

小室眞子さん「鉄の意思」夏目三久「愛を貫き引退」瀬戸内寂聴「偉大な99年の生涯」……2021年の“女”を斬る!

2021/12/28 21:00
神林広恵(ライター)

2位 夏目三久

 そして2位は夏目三久。16年に勃発した謎のスキャンダルの決着が、5年の年月を経て結婚という形で“決着”したのだから、大きな驚きでもあった。

 発端は16年8月、「日刊スポーツ」がスクープした夏目三久と有吉弘行の熱愛、妊娠、そして結婚報道だった。夏目と有吉が熱愛関係にあり、さらに妊娠、結婚へという大スクープ。しかし事態は異様な展開をたどる。ワイドショーはこれを一切無視、「日刊スポーツ」の誤報説が取りざたされ、結果、11月になって「日刊スポーツ」が “おわび”記事を掲載する事態になった。

 その間「週刊文春」(文藝春秋)などが、夏目を寵愛する所属事務所・田辺エージェンシーの田邊昭知社長が有吉との熱愛に激怒したことを報道、さらに田邊社長と夏目の関係を意味深に記すなどしたが、結局は2人の結婚はおろか、熱愛、妊娠もすべてが“なかった”かのような収束を見たのだ。「日刊スポーツ」の大誤報として。

 芸能史上まれにみる、謎に満ちた熱愛スキャンダルであり、芸能界の闇、恐ろしい力学を垣間見た一件だったが、しかし21年に予想外の展開を見る。4月に2人の結婚が発表され、夏目は芸能界を引退したから。

 いやーすごいな。びっくりした。この間、2人は密かにその関係を育み、そして芸能界の力学を跳ねのけ、かつて2人の関係を潰した田邊社長をも説得し、結婚したということだ。眞子さん同様、夏目もまた相手を信じ、愛を貫いた“強い女”だった。

なぜ眞子さまのご結婚はバッシングされたのか 皇室女子と「個人の意思」