サイゾーウーマン芸能テレビドラマレビュー偏差値70の難関校に合格したが…… 芸能 『二月の勝者』レビュー 偏差値70の難関中高一貫校に合格! しかし、子どもの選んだ進路は……『二月の勝者』最終話 2021/12/25 18:30 桜田モモ (ライター) ドラマレビュー 『二月の勝者』とは合格した者ではない 黒木といえば、かつては大手名門塾「ルトワック」でカリスマ講師として辣腕をふるい、多くの子どもたちを偏差値上位校に送り出していた。 現在は中堅中学受験塾である桜花で校長を務める傍ら、大人から子どもまで通う無料塾「スターフィッシュ」を運営しており、塾講師の立場からさまざまな環境の子どもたちと接している。 最終話終盤、現在もルトワックに勤める元同僚・灰谷純(加藤シゲアキ)と語らう場面で、黒木は受験において「合格」は最終目的ではないと話し、「受験を通して学ぶことの喜びや、己に勝つことの尊さを知った者が未来を切り開いていく本当の勝者だと思います」と語っていた。 人によって解釈は異なるだろうが、中学受験経験がその子の自信になるか、が重要なのだろうと筆者は解釈した。だから「いい受験」にするには、親の経済力や狂気はもとより、「子どもの意思」が必要なのではないか。それはおそらく、受験に限ったことではなく、学校生活や習い事にも置き換えることができるだろう。 小学生の子どもを持つ親にとっては、正直、この「子どもの意思」ってやつがどうにも厄介だったりする。親の意向と一致しないこともあるからだ。しかし、『二月の勝者』を視聴しながら、どこかのタイミングできちんと向き合わなくてはいけないのだと認識した。 ちなみに原作は、現在進行形で1月入試真っ只中であり、今回の最終話はオリジナルの結末とのことだ。 前のページ12 桜田モモ (ライター) 関東在住、小学生ママ。嫌いな言葉は「心を一つに」「 服装の乱れは心の乱れ」。 記事一覧 最終更新:2021/12/25 18:30 楽天 【先着特典】二月の勝者ー絶対合格の教室ーBlu-ray BOX【Blu-ray】(オリジナルクリアファイル(A5サイズ)) 地方の中学受験組がちびる世界だった 関連記事 偏差値37の娘がカンニング行為! 受験目前、母親に追い詰められた子どもの「意思」『二月の勝者』第9話中学受験ブームに流され、3年間で400万円課金! 「なのに入学先は偏差値48校」「公立でよかった」母の言えない本音中学受験でミラクル合格! 月額20万円“課金”で偏差値アップ、「勝ち組親子」が入学後に見た地獄「こんな偏差値、本当に俺の子か?」中学受験生の母が、“無理解な夫”との離婚を決めたワケ私立中の懇談会で「こんな偏差値の低い学校に」と泣く母――中学受験での不合格は“負け”なのか? 次の記事 『家事ヤロウ!!!』【さけるチーズの豚バラ巻き】作ったら、意外! 夫が仰天「トンテキや!」食感が完全に厚切り肉だった >