仁科友里の「女のための有名人深読み週報」

四千頭身・後藤拓実、先輩から「かわいがられなくて当然」の2つの理由――問題は「金の話」だけじゃない?

2021/09/30 21:00
仁科友里(ライター)

「芸能界で成功した」後藤拓実が間違えたコト

 後藤は2020年11月に行われた「ワタナベNオンラインハイスクール」の記者発表会に出席した際、「偏差値37の高校を出て、タワマンからアウディで来ました。夢をつかめばこうなります」と発言。今年7月にはニュースサイト「文春オンライン」の直撃取材を受け、舞台女優・柚木亜里紗と交際中だと明らかにしている。 
 
 かつて、ナインティナインの矢部浩之がバラエティー番組で、芸能界に入った理由を「いいクルマ乗って、いいもの食べて、いいオンナを抱く」ためだと話していたことがあるが、車の価格や恋人の職業を自分のステイタスに置き換える人は、どこにでもいる。過去の矢部発言からいうと、高級マンションで女優の彼女と半同棲し、高級車に乗っている現在の後藤は「芸能界で成功した」部類に入るだろう。 
 
 後藤はこれらの“業績”を記者の前でアピールした理由について、「若手を活気づけたかった」と明かしたが、その方針は今になって考えると「全部間違ってました」と『あちこちオードリー』で振り返る。「そりゃ、かわいがられなくて当然」「調子乗ってる(と先輩に思われる)しかなくて」と、自身の発言が先輩たちの誤解を招いたと話していた。実際、後藤がどう思われているのかわからないが、本人はこう思い込み、先輩の優しさを疑ってしまっているようだ。

これこそが後藤