サイゾーウーマンコラム仁科友里「女のための有名人深読み週報」四千頭身・後藤が「かわいがられない」理由 コラム 仁科友里の「女のための有名人深読み週報」 四千頭身・後藤拓実、先輩から「かわいがられなくて当然」の2つの理由――問題は「金の話」だけじゃない? 2021/09/30 21:00 仁科友里(ライター) 女のための有名人深読み週報 この投稿をInstagramで見る 後藤拓実 四千頭身(@ganjuke)がシェアした投稿 羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。 <今週の芸能人> 「かわいがられなくて当然」 四千頭身・後藤拓実 『あちこちオードリー』(9月22日、テレビ東京) 私が海外に住んでいたときに驚いたことの一つが、中国や韓国など、日本以外のアジア人が頻繁にお金の話をすることだった。日常会話の中で本当にごく自然に「いくら稼いでいるの?」「それはいくらしたの?」と聞き出すだけでなく、彼女たちは自分の情報もオープンにする。私は「人前でお金の話をしてはいけない」と親にしつけられたタイプだが、同じような教育を受けた日本人は多いのではないだろうか。 なぜ日本では、人とお金の話をするのがいけないのか。収入に関する話は個人情報でありプライベートなことだから、口外しないという意識もあるだろうが、寄付を「浄財」と呼ぶことでもわかる通り、日本人の多くが「お金は不浄なもの」という感覚を持っているからだと思う。しかしながら、お金がないと生活していけないのもまた事実であり、投資法や金銭的格差を書いた記事はよく読まれると聞いたことがある。 お金のことが好きだからこそ、時にお金を持っている人をねたましく感じる。しかし、それを人前で口にするのは恥ずかしい。これが日本人の平均的な感覚ではないかと推測するが、だからこそ、お金の話は難しいと感じることがある。特に目上の人の前では、その難易度が上がるのではないだろうか。 9月22日放送の『あちこちオードリー』(テレビ東京系)で、ゲストのお笑い芸人、四千頭身・後藤拓実は「先輩芸人との精神的距離を感じて孤独」と明かしていた。先輩にかまってもらえないというわけではなく、話しかけてもらえるものの「心のどこかでは『何だコイツら』(って思われているんじゃないか)」「『シャバ僧がこの野郎』と思われていると思っちゃう」と、先輩の優しさが本物ではないと疑っている様子。番組MCのオードリー・若林正恭は「それだったら、話しかけないでしょ」と答えていて、私もその通りだと思うが、後藤がこう考えてしまうにはワケがあるようだ。 次のページ 「芸能界で成功した」後藤拓実が間違えたコト 1234次のページ Yahoo セブンネット これこそが後藤 関連記事 不倫を経て“キャラ変更”したベッキーは、今の時代に合っている? 「毒舌」を吐く彼女に思う、「いい子ぶりっ子」のやめ時NMB48・渋谷凪咲は「バラエティークイーンになる」と思うワケ――“アイドル、毒舌、笑い”を巧みに混ぜる頭のよさフワちゃんのタメ口に「NO」を突きつけた有吉弘行はすごい? “毒舌”でも人を傷つけず、批判されないやり方NHK・桑子真帆アナ、スピード離婚&“不倫デート”報道からの結婚発表――「ほんわかした性格」というイメージに“ズレ”が生じた瞬間小倉優子、「旦那さんとデートしなきゃ」発言に思う“反省”と“努力”の限界――「頑張ってもうまくいかない」こともある