サイゾーウーマンコラム仁科友里「女のための有名人深読み週報」ベッキーは今の時代に合っている? コラム 仁科友里の「女のための有名人深読み週報」 不倫を経て“キャラ変更”したベッキーは、今の時代に合っている? 「毒舌」を吐く彼女に思う、「いい子ぶりっ子」のやめ時 2021/09/23 21:00 仁科友里(ライター) 女のための有名人深読み週報 この投稿をInstagramで見る Becky ベッキー ????(@becky_dayo)がシェアした投稿 羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。 <今週の芸能人> 「時代に合ってないんだ」ベッキー 『あちこちオードリー』(9月8日、テレビ東京) 結婚してお子さんに恵まれ、テレビにも復帰。今年8月には23年間所属した事務所・サンミュージックから独立し、元マネジャーが設立した会社に移籍するなど、ここ最近、環境の変化が続くタレント・ベッキー。ようやく世間サマも忘れたころに、古い話を蒸し返して申し訳ないが、いまだに「どうしてベッキーは不倫なんてしてしまったのだろう?」と思うことがある。 2016年にゲスの極み乙女。・川谷絵音との不倫が明るみになったベッキーだが、その前まで、彼女はいろいろなバラエティ番組で「誤解を招くといけない」という理由から、デビュー前より男性と一緒に写真に写らないようにしていると話していた。それは逆にいうと「売れたい」「芸能人で居続けたい」気持ちの表れだと思うが、そこまでリスクを排除していたベッキーが、正月に妻のいる男の実家に堂々と出向き、「週刊文春」(文藝春秋)にその様子を撮られてしまった。 ベッキーは06年に出演した『オーラの泉』(テレビ朝日系)で、毎朝欠かさずファンやスタッフへ「感謝の祈りを捧げている」と明かしていたが、不倫なんてしたら、スタッフに迷惑がかかることは想像に難くない。なお、「文春」によると、ベッキーは川谷と知り合ったとき、彼が既婚者だとは知らなかったそうだ。 「好きになったらどうしようもないのが恋」と言われてしまえばそれまでだが、明るくさわやかなイメージで売っていたベッキーにとって、この不倫報道は致命的で、CMはすべて降板、芸能活動を休止するまでに追い込まれる。その後、翌17年12月31日放送の『ダウンタウンのガキの使いやあらへんでSP 絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時』(日本テレビ系)に出演し、「ベッキー、禊のタイキック」として、女性ボクサーから腰にキックされていた。 おそらく、番組側は「不倫を笑いに変えよう」と思ったのだろうが、なんのお咎めもなしに活動を続けているという不公平感が川谷に対してあったので、ネット上では「なぜ女性だけが“罰”を受けなくてはならないのか」「弱い者いじめで笑いを取るな」などと番組へ批判が続出。結果的に、ベッキーの不倫はますます“笑えない話”になってしまった。 それから1年以上が経過した19年2月23日配信のニュースサイト「デイリー新潮」の記事によると、同12日に放送された『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)にベッキーが出演した際、視聴率こそよかったものの、視聴者から「なぜ出演させるのか」といった抗議の電話が鳴りやまなかったという。「報告を受けた日テレ上層部は『まだしばらくは、ベッキーを出演させないほうがいい』と判断したようですよ」という関係者のコメントも載せていた。やはり、この不倫の代償は大きいと言わざるを得ない。 次のページ 不倫を経たベッキーが「時代に合っている」と思う理由 123次のページ 楽天 人はなぜ不倫をするのか 関連記事 NMB48・渋谷凪咲は「バラエティークイーンになる」と思うワケ――“アイドル、毒舌、笑い”を巧みに混ぜる頭のよさフワちゃんのタメ口に「NO」を突きつけた有吉弘行はすごい? “毒舌”でも人を傷つけず、批判されないやり方NHK・桑子真帆アナ、スピード離婚&“不倫デート”報道からの結婚発表――「ほんわかした性格」というイメージに“ズレ”が生じた瞬間小倉優子、「旦那さんとデートしなきゃ」発言に思う“反省”と“努力”の限界――「頑張ってもうまくいかない」こともある華原朋美は「幸せそうなメンヘラ」? 精神的に不安定でも、「ギリギリの線はちゃんと守る」強さとスゴさ