“噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第569回】

18歳の沢口靖子へのセクハラも! 武田鉄矢が30年以上前から続ける「女性蔑視」の根深さ

2021/09/14 21:00
神林広恵(ライター)

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

「週刊女性」9月28日・10月5日合併号(主婦と生活社)

 自民党総裁選ばかりが話題になる中、立憲民主党も衆院選に向けた“多様性政策”を発表した。表舞台に立ったのは代表の枝野幸男氏。なんだか最近、顔つきが怖くなったと思うのは気のせいか!?

第569回(9/8〜9/14発売号より)
1位「沢口靖子 デビューの恩人であるはずがいまだ引きずる『厭悪の男』」(「週刊女性」9月28日・10月5日合併号)
2位 「衝撃 GACKT 活動休止の裏にあったコロナ“こっそり感染”騒動」(「女性セブン」9月23日号)
同「GACKT療養生活独占告白『24時間意識不明に。目覚めて『まだ生きていた』と…』」(「女性自身」9月28日・10月5日合併号)
3位「独占120分 祝・結婚 華原朋美インタビュー」(「週刊女性」9月28日・10月5日合併号)

 大変興味深い発掘記事だ。なんと国民的女優、しかも花の独身の沢口靖子がデビュー当時、あの武田鉄矢から陰惨なセクハラを受けていた、というのだから。

 この驚愕の情報を報じているのは「週刊女性」。記事によると、2人の因縁は1984年、沢口がグランプリに輝いた「東宝シンデレラ・オーディション」にまでさかのぼる。ここで審査員をしていた武田が沢口を“かわいい”と強く推したことで沢口はグランプリに、そして武田主演の映画『刑事物語3潮騒の詩』で女優デビューとなった沢口だが、ここで武田や他関係者から、こんなことを言われたのだという。


「そんなことで泣いてると、スカートめくって丸裸にしてやるぞ」
「ブルマみたいな下着をはきやがって。脱がせてやろうか!!」

 当時沢口は18歳だったというが、未成年に対する立派なセクハラ、パワハラだ。しかも武田のセクハラは当時の関係者の証言だけではなかった。当時、武田と沢口は対談を行っているのだが、その記事の内容にはセクハラと認められる行為を武田が沢口対し、自慢げに語っている下りが存在するという。

 最悪なセクハラ、パワハラそのものだが、驚くのは武田が『3年B組金八先生』(TBS系)の余韻さめやらぬこんな大昔から女性蔑視をあらわにし、セクハラを行っていたということだ。というのも武田は、ここ最近、そのヘイト体質やネトウヨぶり、そして女性蔑視が指摘されている。

 特に女性蔑視に関して顕著であり、武田は情報番組で痴漢などの性犯罪を犯した男性を擁護したり、「日本は男性優位社会ではない」と発言し、ネットで炎上したことも。さらに過去のセクハラを正当化する発言までもあった。

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