【管理栄養士が厳選「ズボラ飯」のススメ】

丸亀製麺の“夏メニュー”3品をプロがジャッジ! 「梅おろし冷かけ」のおすすめポイントは?【人気うどんチェーン比較】

2021/07/03 20:00
川村郁子(管理栄養士)

はなまるうどん「冷かけ」シリーズの評価は?

――最後に、「はなまるうどん」の評価をお願いします。

冷麺風冷かけ(小・590円)

川村 三元豚チャーシューでタンパク質、わかめで食物繊維が補えます。腸内環境を整える発酵食品のキムチが入っているのもうれしいです。ただし、チャーシューやキムチは塩分の多い食品なので、塩分過多に注意。栄養素のことを考えると、汁は飲み干さないほうがいいでしょう。

山形だし冷かけ(小・440円)

川村 「山形だし」とは、夏野菜を刻んで醤油やだしで味付けをしたもので、さっぱりしていて、夏にピッタリな山形の郷土料理です。脂質が少ないので消化に負担をかけにくく、うどんと一緒につるりと食べられそう。ただし、栄養面でいうと、やはりタンパク質源が欲しいところですね。

梅冷かけ(小・440円)

川村 梅干しは酸味の強い食材で、唾液の分泌を助けるので、食欲が出ないときの強い味方になります。暑くて食欲がなく、たくさん汗をかいた時などには、特におすすめしたいメニュー。しかし、こちらも「山形だし冷かけ」同様、タンパク質源がもう少し欲しいところなので、卵などをトッピングしてもいいと思います。


悲しき夏バテ(デラックス・エディション)