サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」伊藤健太郎、渡部建、徳井義実の転落に見る、予測不能な「芸能界復帰」への道 コラム “噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第529回】 伊藤健太郎、渡部建、徳井義実の転落に見る、予測不能な「芸能界復帰」への道 2020/11/03 21:00 神林広恵(ライター) 女性週刊誌ぶった斬り! 渡部建と徳井義実、芸能界の“居場所” イメージといえばこの人たちも。“多目的トイレ不倫”で世間を騒がせたアンジャッシュの渡部建と巨額の脱税が発覚したチュートリアルの徳井義実。そろって表舞台から姿を消したままだ。それ以前とのイメージの落差が激しかったからね。そんな2人の関連情報が。 まずは「週刊女性」が報じたのが渡部の妻・佐々木希の近況。夫に代わり、仕事に全力投球、そして10月のある日、道端で息子と2人、“エアーおやつごっこ”をしている微笑ましい写真も掲載されている。だが、一方で夫の渡部に関しては芸能界の非情さを物語るエピソードが。不倫発覚直後は渡部のレギュラー番組に相方の児島一哉や同じ事務所の芸人たちが代役出演したが、今やほかのタレントが正式レギュラーに、そして――。 「渡部さんが8年近くMCを務めていたラジオ番組もこの秋で打ち切りになっちゃいましたし。仮に早めに復帰できたとしても、すでに居場所が……」(テレビ局関係者のコメント) ここで注目したいのが“居場所”という言葉。そうだよね。どんな売れっ子でもしばらくいなくなると、それが普通になる。島田紳助が芸能界を引退した時も、冠番組をいくつも持つ大物タレントだったにもかかわらず、テレビ、芸能界は機能していた。そして渡部も――。 同様に、徳井もそうだった。先日、徳井は『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)に1年ぶりに復帰したが、以前よりなんだか影が薄くオーラもなく、老けた一般人のように見えた。痛々しかった。やっぱり“そこに居続けること”が芸能界って大切なのかも。特にテレビ中心のタレントは。 そんな徳井の私生活だが、「女性自身」によると3年間交際してきた恋人の「チャラン・ポ・ランタン」のももと入籍を決意したという。独身主義だった徳井だが、彼女に昨年の事件を支えてもらったことに加え、老後の介護のため入籍を決意した、と「自身」は推測するのだが――。ナインティナイン・岡村隆史の結婚といい、弱った男は結婚するのか――。 香取慎吾に18歳の時からお付き合いしている恋人が存在することは有名だが、2人の現状を「女性自身」が報じている。実質的に内縁の妻という恋人だが、「自身」は2人のドライブの様子を目撃、仲睦まじい様子を報じている。一方で、2人は今後も結婚という形を選択しないのではとも。同様に、「週刊女性」には芸能界の未婚シングル女性の特集が。記事には未婚シングルもまた“ライフスタイルとして確立している”と解説されている。双方を読み比べるとなかなか興味深い。日本の芸能人の生き方も多様化しつつある。 前のページ12 神林広恵(ライター) 伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」(噂の真相)の元デスク。著書に『噂の女』(幻冬舎)、共著に"『日本を脅かす! 原発の深い闇』、『木嶋佳苗 法廷証言』(共に宝島SUGOI文庫)などがある。 記事一覧 最終更新:2020/11/03 21:00 セブンネット CINEMA STARS vol.4ISSUE 伊藤健太郎 主演映画「十二単衣を着た悪魔」スペシャルグラビア&インタビュー 天狗になって消えた芸能人は数しれず 関連記事 郷ひろみ、中居正広による「ジャニーさん追悼企画」――元ジャニーズが象徴する「芸能界の変化」嵐の「ラストライブ」と石原さとみの“セレブ夫”、女性週刊誌がこぞって報じる内容を比較山下智久、「週刊女性」が繰り返し報じる“ジャニーズ事務所退社”説と“未成年女性の謝罪書面”の意味竹内結子さん追悼特集で、芸能人の環境変化と芸能界の問題を指摘する「女性セブン」山口達也と華原朋美に見る「依存症」の恐ろしさ――女性週刊誌が伝える“適切な支援”や治療の必要性 次の記事 『ドリボ』50万円チケット転売も >