サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」伊藤健太郎、渡部建、徳井義実の転落に見る、予測不能な「芸能界復帰」への道 コラム “噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第529回】 伊藤健太郎、渡部建、徳井義実の転落に見る、予測不能な「芸能界復帰」への道 2020/11/03 21:00 神林広恵(ライター) 女性週刊誌ぶった斬り! 「女性自身」11月17日号(光文社) 下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る! プロゴルファーの横峯さくらが今週、国内ツアーに妊娠7カ月にして出場予定だという。もちろん体調などの個人差もあり、すべての人に当てはまらないとは思うが、横峯の出場は快挙であり、多くの女性たちに勇気を与えると思う。そして、どんなプレーを見せてくれるのかも楽しみだ。 第529回(10/29〜11/2発売号より) 1位「伊藤健太郎容疑者 『俺は2年で飽きられる…』育ての母も見放した“天狗暴走1年”」(「女性自身」11月17日号) 同「伊藤健太郎容疑者 急ブレイクで陥った俺様ぶりと落とし穴」(「週刊女性」11月17日号) 2位「佐々木希 愛息とパパ抜きデートで『あーん』」(「週刊女性」11月17日合) 同「徳井義実 『老後の介護してほしい…』年内入籍決断の呆理由」(「女性自身」11月17日号) 3位「香取慎吾 『一番のファンと掴んだ幸せ』2歳年上25年恋人『非婚の矜持』!」(「女性自身」11月17日号) 同「未婚シングルマザー芸能人 それぞれの“事情”」(「週刊女性」11月17日号) 芸能人、著名人にとってイメージは大切だが、イメージは裏切られる。そしてイメージとの落差が激しければ激しいほど、スキャンダル性が高まり、世の中の関心と非難が集中する。そんな事件が相次いでいる。まずは水泳の瀬戸大也の白昼不倫。爽やかで愛妻家のイメージが一瞬で崩れ、スポンサーも離れるなど大きな代償を支払うことに。そしてハンドボールのレジェンドとも言われた宮崎大輔が交際相手の女性に暴行した疑いで逮捕。その後、女癖や酒癖の悪さが現在も指摘され続けている。今後どのように転落していくか未知数だ。 それ以上に世間を騒がせているのが伊藤健太郎だろう。ここ数年でドラマや映画、そしてCMと大活躍。ブラウン管でその姿を見ない日はないといってもいい多忙ぶりで、しかもこれまた爽やかイケメン。NHK朝ドラ『スカーレット』での健気な息子役も一役買い、世間のイメージ(筆者も)は超高かった。それなのにひき逃げ事件を起こし、しかも事故後の態度も最悪――。そして、クローズアップされたのがその傲慢、傍若無人ぶりという“裏の顔”だった。 そんな伊藤に関して「女性自身」「週刊女性」がその実像を特集している。共通しているのが伊藤の前所属事務所「aoao」の女性マネジャーの存在だ。このマネジャーは伊藤が18歳くらいのときから担当し、そして伊藤をここまで育てた“芸能界の母”ともいうべき存在。しかし伊藤は売れるにつれ、生活態度、礼儀作法などに厳しいこのマネジャーを疎ましく思い、今年9月には「イマージュエンターテインメント」に移籍してしまった。そのため、誰も注意する人がいなくなり、伊藤もわがまま放題、そして事故へとつながっていった、というもの。 突然売れて、天狗になる。まだ23歳だからわからないでもない。周りもチヤホヤしたのだろう。さらに現在の芸能界は昔に比べ“無頼”とか“非常識”にすごく厳しくなった。そんな状況下で、ひき逃げの重大さをわからなかったのか――。だが一方、ここまでメチャクチャに言われるのも伊藤の事務所が新興で、売れっ子は伊藤だけという側面もあるのだろう。今回は言い訳にはならないけど。 今後どれだけの期間、伊藤は表舞台から遠ざかるのか。素敵な俳優だっただけに、きちんと罪を償ってぜひ復帰はしてほしいと思う。それまでに女性マネジャーが説いていたという社会常識を身につけられれば、より一層の活躍が期待できるかも。 次のページ 渡部建と徳井義実、芸能界の“居場所” 12次のページ セブンネット CINEMA STARS vol.4ISSUE 伊藤健太郎 主演映画「十二単衣を着た悪魔」スペシャルグラビア&インタビュー 関連記事 郷ひろみ、中居正広による「ジャニーさん追悼企画」――元ジャニーズが象徴する「芸能界の変化」嵐の「ラストライブ」と石原さとみの“セレブ夫”、女性週刊誌がこぞって報じる内容を比較山下智久、「週刊女性」が繰り返し報じる“ジャニーズ事務所退社”説と“未成年女性の謝罪書面”の意味竹内結子さん追悼特集で、芸能人の環境変化と芸能界の問題を指摘する「女性セブン」山口達也と華原朋美に見る「依存症」の恐ろしさ――女性週刊誌が伝える“適切な支援”や治療の必要性