サイゾーウーマンコラム仁科友里「女のための有名人深読み週報」弘中アナ「あざとさ」論に疑問 コラム 仁科友里「女のための有名人深読み週報」 テレ朝・弘中綾香アナの「あざとさは処世術」論に疑問! “女子アナではない会社員”が信じると「痛い目に遭う」と思うワケ 2020/07/30 21:00 仁科友里(ライター) 女のための有名人深読み週報 この投稿をInstagramで見る ? あざとくて何が悪いの?(テレビ朝日公式)(@azatoinsta)がシェアした投稿 – 2020年 5月月24日午後8時44分PDT 羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。 <今回の有名人> 「私的には好感度の高い人=あざとい人というイメージ」テレビ朝日アナウンサー・弘中綾香 (ウェブサイト「VoCE」7月25日) 最近テレビで「あざとい」という言葉をよく聞く。「あざとい」の本来の意味は、小狡いとか、やり方があくどいというように、決して褒め言葉ではない。しかし、フリーアナウンサー・田中みな実とテレビ朝日・弘中綾香アナは『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系)において、あざとい言動で男性を虜にする女性について話し合いながら、「あざといことは悪いことではない」という“ニュー・あざとい論”を展開している。7月25日に放送した同番組において、田中と弘中アナは、可愛い子ぶった振り付けをふんだんに盛り込んだ“最強にあざといダンス”を披露していた。 また、弘中アナは7月25日付のウェブサイト「VOCE」のインタビューで、「あざとさって、決してネガティブなことじゃないと思うんです。その場の雰囲気を和らげたり、そこにいる人の気分を良くしてあげられるテクニック」「最もしっくりくる表現は“処世術”かな」「私的には好感度の高い人=あざとい人というイメージ」などと答えていた。ということは、弘中アナは周囲のために気を使って、またはうまくこの世を渡っていくために、あざとく振る舞っているのかもしれない。 売れている芸能人やアナウンサーがメディアで言っていることは「本当のこと」に聞こえるかもしれない。特に局アナは、今や芸能人と同等の存在ながら、イチ会社員としての一面も持つので、弘中アナに親近感を抱き、その処世術を真似しようとする一般の会社員もいるだろうが、果たしてうまくいくのかと思ってしまうのだ。 芸能人のように「オファーがないと成立しない」「時代の変化に適応しなくてはならない」「勝てば官軍」というハイリスク・ハイリターンの職業の人、また局アナのように芸能人に準ずる職業の人と、基本的に社則に基づいて行動し、対価を得る一般の会社員は“違うルール”で生きており、ゆえに会社員の女性がヘタに彼女たちを真似すると、痛い目に遭うのではないかという気すらしてくる。 次のページ 弘中アナがあざとくても嫌われないワケ 123次のページ Yahoo あざとかわいい愛され術 関連記事 EXIT・兼近大樹、「甘え上手」という天性の才能――私が「吉本のマッチ」と呼びたいワケマツコ・デラックス、「ポテサラ事件」へのズレたコメント……「高齢男性と変わらない」と感じたワケ「杏と唐田どちらが好き?」という質問を絶賛――『とくダネ!』と小倉智昭に危惧すること宮下草薙・草薙航基、「コミュ障のできないキャラ」ではなく「図々しいできない子」と感じるワケ嵐・二宮和也と伊藤綾子は、「ネットとSNSがなかったら結婚できなかった」と私が思うワケ