サイゾーウーマン暮らし食べ物ホースラディッシュの炒めものレシピ 暮らし [調味料使い切りレシピ] 調味料のプロが伝授「ホースラディッシュ」使い切りレシピ! キャベツ・ホタテだけで完成 2020/03/05 18:00 MICHIKO(調味料ソムリエ) 調味料使い切りレシピ あれもこれもとつい買ってしまう調味料。新しい味覚にワクワクしたのに、気づけばお蔵入り……。そんな調味料をカンタンおいしく使い切る方法を、調味料ソムリエ/野菜ソムリエのMICHIKOが伝授! 今回は、ローストビーフの薬味でよく見る「ホースラディッシュ」の使い切り方法です。 ホースラディッシュとは? 淡い生成り色の西洋わさび ホースラディッシュは、直訳でホース(=馬)、ラディッシュ(=大根などの根)。直訳するとウマダイコン、つまりは生命力の強い根っこという意味でしょうか。和名は西洋わさび。別名にわさび大根、フランス語でレフォール。山わさびと呼ばれることもあります。肉料理との相性がよく、ローストビーフやステーキ、焼肉、ソーセージ等に、すりおろしたものをそのまま添えられているのは、よく目にしますね。 ヨーロッパ原産の植物で紀元前より栽培され、当初は薬として用いられたようです。日本には明治時代にアメリカより伝わりましたが、あまり普及することがなく、北海道で野生化し、現在は栽培も盛んです。地元では白いご飯の上にのせて醤油をタラリ、生卵をのせると辛みと旨みがさらに引き立ちます。 わさびの緑色とは違い、色は淡い生成り色。わさびのさわやかな香りというよりは、少し大根に似た香りがします。そのままだと辛みはあまりありませんが、すりおろすことで強い辛みが出て、ツーンと鼻をさすようなシャープな刺激と酸味が伝わってきます。この辛味は、わさびと同じアリル芥子油(アリルイソチオシアネート)という成分によるもので、抗菌作用があります。食パンの袋の中にホースラディッシュを塗布したものを入れておくと、カビを防止する効果が期待できる、といわれています。 ホースラディッシュはチューブ入りの練りわさびや粉わさびの原料にもなっているようですよ。チューブタイプは冷蔵保存、粉タイプは密閉容器に入れて冷暗所で保存しましょう。生のものを使うときは食べる直前にすりおろしましょう。時間がたつと辛みは飛び、空気に触れると変色してしまいます。また、辛みは熱に弱いのでサッと加熱したり、わざと辛みを飛ばして風味を楽しむのもオススメです。 ホースラディッシュの使い切りレシピ:キャベツとホタテのシンプル辛味いため~包丁いらず! キャベツも消費できます 塩だけのシンプルな味付けだからこそ、素材の味とホースラディッシュの辛みが引き立ちます。炒めすぎないのがコツ! ひと口食べると、キャベツの甘み、ホタテのうま味、後味にさわやかな辛みが追いかけてきます。疲れているときに食べたい料理♪ 春キャベツが店頭に並ぶ時期ですね。丸い球形で、中は緑黄色。葉は巻きがゆるく、みずみずしく柔らかい。シャキシャキとした食感と甘みを楽しみましょう。ホタテは、旨み成分がギュッと詰まった高タンパク質で低脂質なヘルシー食材の一つです。 【材料】(2人分) キャベツ(春) ・・・ 1╱4個 ベビーほたて ・・・ 120g(生食用) オリーブ油 ・・・ 適量 酒 ・・・ 大さじ1 塩 ・・・ 小さじ1╱4 ホースラディシュ ・・・ 小さじ2(チューブ)好みで量を加減 次のページ 12次のページ Yahoo S&B ホースラディッシュ 40g×10個 関連記事 調味料のプロが伝授、「スイートチリソース」を使い切る簡単レシピ!【カット野菜、豚ひき肉で完成】豆板醤を使い切る! “時短”中華「ソルト麻婆豆腐」レシピ【小松菜・豆腐・豚肉で完成】バルサミコ酢を使い切る! 時短で簡単・手羽中の中華風炒めレシピ【大根・手羽中・豆苗だけ】ナンプラーを使い切る! 時短で簡単・エスニック風常夜鍋レシピ【大根・豚バラ・ほうれん草だけ】2019年「調味料ベスト3」! 調味料ソムリエに聞く、かけるだけで「カンタンおいしい」逸品