[調味料使い切りレシピ]

バルサミコ酢を使い切る! 時短で簡単・手羽中の中華風炒めレシピ【大根・手羽中・豆苗だけ】

2020/01/23 18:00
MICHIKO(調味料ソムリエ)

 あれもこれもとつい買ってしまう調味料。新しい味覚にワクワクしたのに、気づけばお蔵入り……。そんな調味料をカンタンおいしく使い切る方法を、調味料ソムリエ/野菜ソムリエのMICHIKOが伝授! 今回はバルサミコ酢の使い切り方法です。

バルサミコ酢とは?

 イタリアの酢「バルサミコ酢」は、イタリア語で「香りのある酢」という意味。いまや日本でもすっかりおなじみですが、ちょっと高い! それなのに一度使ったきりで持て余し気味、という方もいらっしゃるかと思います。バルサミコ酢は、甘味の強いぶどうの果汁を原料にした「果実酢」の一種。ブドウの濃縮液(モスト)とワインビネガーを混合し、樽で自然発酵させて長期熟成したもの。熟成させたことで、色は濃い褐色に、香りは芳醇に、味わいは豊かで、甘酸っぱさを持つことが特徴です。

 その歴史は11世紀頃まで遡るといわれ、イタリアの法律では「バルサミコ酢」の定義が細かく規定されています。本来、「バルサミコ酢」を名乗れるのは、イタリアのエミリア・ロマーニャ州のモデナからレッジョ・エミリアの地域で伝統的に造られたものだけ。かつては、王侯貴族の食卓を飾り、「侯爵の酢」と呼ばれていたくらい高貴な酢です。

 100年も熟成させた宝石のような1本数十万円もする高級品や、カラメルで色づけした安価なものまでピンキリですが、普段使いには若い熟成タイプから使うのもオススメ。小さめのフライパン等に入れて、弱火でじっくり半量になるまで煮詰めれば、トロリとした濃厚な甘味を楽しめますよ。酢とはいえ、風味を損なわないように、開封後は冷蔵庫に保存しましょう。


バルサミコ酢使い切りレシピ:大根と手羽中の中華風バルサミコ炒め

 鶏手羽肉と大根を蒸し炒めしたボリューム感たっぷりの一皿。ご飯やパンのおかず、お酒のお供にも♪ バルサミコ酢と味噌、みりんという“発酵三兄弟”の風味をお楽しみください。

【材料】(2人分)
 鶏手羽中肉              ・・・・・ 8本
 大根               ・・・・・ 5センチ
 豆苗               ・・・・・ 1╱3束
 ごま油              ・・・・・・適量

(A)バルサミコ酢・味噌・みりん・・・・・ 各大さじ1


タマノイ バルサミコ酢 ( 250ml )