今後も起こりそうな騒動……

人気インスタグラマーが「パクリ疑惑」で謝罪! もし著作権侵害が認められたら……弁護士解説

2019/10/05 18:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman
 
 
 
 
 
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帰国したよ〜! 今から焼肉だ?へい!

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 9月下旬、人気インスタグラマー「KURUMI」のオリジナルブランド「krm」のアパレルアイテムについて、Twitter上で「パクリ疑惑」が浮上し、炎上騒動に発展した。これを受け、KURUMIと「krm」公式インスタグラムが謝罪を行ったが、一部ネットユーザーからは「別のインスタグラマーも同じようなことを起こしそう」などの声が噴出し、騒動はいまだ波紋を広げている。

 KURUMIは大学生だった2014年から、アクセサリーを自作し始め、ハンドメイドのアクセサリーブランドをスタート。16年には、女性ファッション誌「ViVi」(講談社)の公認インフルエンサーの「ViVigirl」となり、その後、17年には自身のアクセサリーブランド「krm」を設立、18年からはアパレルアイテムも展開していた。

 若者を中心に、“あこがれのインスタグラマー”として人気を集めていたものの、一方で、アクセサリーやアパレルアイテムのデザインが、他社ブランドのパクリではないか、また、韓国から買い付けてきた商品を「krm」のオリジナルアイテムとして販売しているのではないかと、かねてからウワサされていたのだ。


 それを指摘するツイートが、9月下旬に爆発的に拡散され、本人サイドが謝罪したという経緯だが、その中では「デザイナー、パタンナーの知識がないKURUMIに感性でデザインさせた事に問題があったと思っております」「雑誌やコレクションにのっているような類似の服を作るのは必然」などと、パクリ疑惑を暗に認めており、また買い付け商品に関する疑惑については、韓国仕入れアイテムを「オリジナルアイテムと宣伝しておりました」としている。今後、KURUMIはデザイナーではなく、クリエイティブディレクターとして活動することとなり、またオリジナルアイテムと韓国仕入れアイテムを混同させないよう、ブランド表記を異なるものにするという対応を取るそうだ。

 昨今、デザインの専門知識がないまま、ブランドを立ち上げる人気インスタグラマーが増える中、こうしたパクリ騒動は「今後も続くのではないか」と、一部ネット上で指摘されている。中には「同じような騒動が起こらないよう、盗作されたブランド側は、krmに法的措置を取ってほしい」などという声も出ているが、今回のケースは、どのような罪に問われる可能性があるのだろうか。弁護士法人ALG&Associatesの山岸純弁護士に話を聞いた。

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