サイゾーウーマンコラム仁科友里「女のための有名人深読み週報」後藤真希不倫報道に見るオトコのプライド コラム 女のための有名人深読み週報 後藤真希、不倫報道後も「夫は裁判続行」……“オトコのプライド”は死語になるのか? 2019/03/21 21:00 仁科友里 女のための有名人深読み週報 羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます <今回の有名人> 「そこ(裁判)をなしにして頑張っていこうとはならなかったのか?」極楽とんぼ・加藤浩次 『スッキリ』(日本テレビ系 3月14日) 不倫は男性がするもの、というイメージを持たれていた時代もあったが、探偵をしている友人によると、今は「妻の不倫を調べてください」という依頼もかなり増えてきているそうだ。男女で違いがあるのは、女性が依頼をして来たとき、夫が不倫をしていないことは多々ある。しかし、男性が依頼してきたとき、妻はほぼ100%不倫しているそうだ。 男性の方が、勘のニブい人が多いので、浮気の兆候に気づかないと見ることもできるだろうが、友人は「女性は思い立ったらすぐ行動するけど、男性は『女性に不倫をされたくない』『証拠を見たくない』というオトコのプライドが邪魔して、相談をするのが遅くなるのではないか」と分析していた。 オトコのプライドという言葉は、意味がわかるようでわからない。しかし、女性はオトコのプライドを傷つけないように行動しろというのは、私が若い頃から現在に至るまで、脈々と受け継がれている。しかし、もう、オトコのプライドという言葉自体がなくなるのかもしれないと、ゴマキの不倫報道を見て思った。 元モーニング娘・後藤真希。国民的アイドルグループの中心メンバーだったが、3歳年下の建設現場で働く夫と結婚、2児を設けている。最近はママタレ業にシフトしつつあり、料理や子ども、夫とのキス写真などをSNSに投稿し、家族円満を掲げてきた。しかし、実際はA氏(地方在住のハケン社員である元カレ)と不倫をし、これを知った夫が330万円の損害賠償を求めて裁判を起こしていると「週刊文春」(文藝春秋)が報じた。陳述書には、ららぽーと豊洲の映画館で、カップルシートに座って映画を見たことや、アパホテルに宿泊したこと、またセックスの回数についても触れられている。訴えられたA氏は、後藤から夫のモラハラやDVについて聞かされており、婚姻は破綻していたので不倫に当たらないと主張しているそうだ。 同誌によると、不倫がバレたきっかけは、ドライブレコーダー。錦糸町のラブホテルに移動した際の記録を夫が見つけ、警察の実況見分さながらに後藤を問い詰め、後藤も白状したという。 「文春」の報道を受け、後藤はブログで謝罪、夫とは離婚せずにやり直す意志を明かした。小さな子どももいることだし、めでたしめでたしと言いたいところだが、『スッキリ』(日本テレビ系)の司会・加藤浩次は、今も裁判が続行中であることに触れ、「夫婦でもう一回頑張って家族を作っていこうとなったんだから、不倫相手に対して訴えたい気持ちは残るのか?」と、その必要性を疑問に感じたようだった。 同じような意見は、他番組でも出ていた。『バイキング』(フジテレビ系)で、「ご主人のはらわた煮えくりかえる気持ちはわかるけど、彼女とやっていこうと思うなら、ちょっと違うんじゃないかな」「家庭修復しようと思っているんだったら、外部には出しちゃいけないよね」と薬丸裕英が述べていた。 次のページ 12次のページ セブンネット 「手を握って歩きたい」 関連記事 剛力彩芽、仕事激減で“ジリ貧”の今だからこそ――ZOZO前澤友作氏にねだるべきもの山崎ケイの「ちょうどいいブス」キャラは、人をトリコにする? 炎上の背景に見えてくるモノ岡田准一との不倫騒動、高岡奏輔との離婚でもダメージなし――“少女ビッチ”宮崎あおいの凄さマツコ・デラックス、毒舌の方向性に変化――最近の「ブス攻撃」に隠された標的とは?にゃんこスター・アンゴラ村長、大先輩・モモコへの発言に見る「自己中」「今どき」な思考回路