[おちぶれ続けるアラフォー風俗嬢と男たち]

アラフォー風俗嬢が呆然とした、「巨乳と結婚したい」アラフォーバツイチ男の一言

2018/11/04 21:00

――デリヘルで風俗デビューし、出稼ぎ&吉原ソープを掛け持ちした後、現在は素人童貞などSEXに自信のない悩める男性のためにプライベートレッスンを行うアラフォー風俗嬢が、男たちの姿をつづります。

Photo by nikoretro from Flickr

 今回は独身バツイチアラフォー男性のアパートにデリバリーされた時のお話。アラフォーにもなって、と呆然としてしまった出来事だ。サッカーの元日本代表・武田修宏さん似のイケメンだけど、酔っ払っていて、お客さんとしてのマナーも悪く、発言も無神経連発だった。

 “クソ客あるある”の1つに、ちんこを洗わない男がある。事前に風呂に入ったからと洗わせてくれなかったり、トイレに行ったのにちんこを洗わないでベッドに戻ろうとするから、いちいち言わないといけない。このお客さんも然りだった。プレイが始まるとすぐ、乳首をつままされながら「記憶に残る恥ずかしいプレイを耳元で囁け」とか。ひたすらずっと。ほかにも、「暗闇で見ると可愛いね」とか。悪気なく言っていたら相当やばい人。堪忍袋の尾が切れそうだ。話し方はおっとりと柔らかいけど、言っている内容は相当失礼。結局、私の言葉攻めが足りないからイケなかった、と人のせいにしてきた。世の中、自分のちんこを棚に上げて女性のせいにする男性が結構いる。

 もう呼ばれることはないだろうと思っていたのに、それから1カ月後に、なぜかまた指名された。結婚願望がかなり強いらしく、人にまで「結婚しないの?」って何度も聞いてくる。二度目で安心したのか、「俺イケメンだから」と女性にモテることを自慢してきた。「いつも女から寄ってくるんだけど、イイ女が寄ってくると、なんかバカにして見下しちゃうんだよねー」だって。お前がバカだな、って喉まで出かかったけど我慢。

 ほかにも「巨乳と結婚したい」とか、「若くて美人の貧乳と巨乳でブスの40歳ババア、どっちにしよう」と平気で口にして、ここまでおめでたい男性は久々に見た。そして、やっぱりトイレに行った後は、ちんこを洗ったと言いながら、フェラするときに見たら乾いたティッシュべったりと……。文句を言ってもダメみたいだから、「あなたは、トイレ行っておしっこした後の風俗嬢のまんこ舐めれる?」と聞くと「……」。黙っちゃった。理解できなかったのだろうか? こういう一つひとつの動作から、このお兄さんの普段の生活が垣間見えた気がした。


 おしっこのついた嬢のまんこは嫌なのに、私にはそれを舐めさせる。美人な女性を見下す発言。巨乳は母性が強そうだから甘えるために結婚したいとも。さすがの私もあまりに頭に来たものだから、三度目はない覚悟で最後に吐き出してきた。

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