サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビュー武井咲が「ar」で語ったエモい育児論 カルチャー [女性誌速攻レビュー]「ar」11月号 武井咲、「ar」で子育て論語る! 育児中の女性をモヤらせる「エモい発言」が与える影響 2018/10/25 13:45 女性誌レビュー 「ar」2018年11月号(主婦と生活社) 今月の「ar」(主婦と生活社)の特集は、「質感とかムードとか美しい人になる方法」。表紙は、顔とか顔とか顔とかが美しい武井咲が飾っています。EXILEのTAKAHIROと授かり婚をし、今年3月に第1子を出産したばかり。産後初仕事が、かの「ハズキルーペ」のCMで、産後初表紙&インタビューが「ar」とは、武井の所属事務所・オスカープロモーションって本当にいい仕事、してますね。そのインタビューも非常に味わい深いものになっているので、早速、見ていきましょう! <トピックス> ◎武井咲 星5つ★★★★★えみ接写 ◎OMGな美しさにお悶絶 ar的おフェロな高嶺の花よ! ◎俺と彼女のつり合いが大事 愛され女のバランス服 武井咲のエモい子育て論 巻頭は「えみ接写」と題し、武井咲のドアップやら、おなかや背中のチラ見せショットやらを展開。「どや! “本当に産後~? 子持ち~!?”って言いたくなるやろ!」という編集部の心の内が透けて見えます。 「ar」は、モデルへのオーバーすぎる賛辞も読みどころの1つ。今回の武井に対しても、「カメラマンさんがどんどんズームアップしたくなるほどの超絶美貌にうっとり(ハート)」「無垢な美しさに、スタッフ全員どよめいた」「目を伏せてあの素晴らしい瞳を封印しても、やっぱり究極にキレイなのでした(ハート)」「可愛すぎる存在が罪!」等々、持ち上げまくっています。「ar」はオスカープロに金を積まれた、もしくは、弱みでも握られているのでしょうか。ウェブ版の「ar web」でも、男性ライターが「もしも武井さんとママ友とかになったら毎日この抜群スタイルと最高ルックスに敗北感を味わい続けなきゃいけない」とまで書いています。武井を持ち上げるあまり、読者に失礼かつ超絶余計なお世話なコメントです。 インタビューでは、子育てについても語っている武井。「子供の存在は、何にも代えられないくらいエモい」「赤ちゃんに癒されながらニコニコな毎日(ハート)」「出産してからは、人生で初ぐらいの穏やかな毎日」だそうです。日夜問わず泣きわめく赤子に2~3時間おきの授乳とオムツ替えを繰り返す日々が「穏やか」と言えるとは、さすがです。子育て中の女性にとってはモヤッとする部分もありそうですが、出産はこれからという読者が多いであろう「ar」世代にとっては、純粋にあこがれの対象となりそう。少子化対策には、これくらいキラキラでエモエモな子育てインタビューが必要なのかもしれません。 次のページ ウブ高嶺、スマート高嶺、高嶺ファイター、高嶺マドンナ! 123次のページ Amazon ar 2018年 11月号 関連記事 「ar」は“自分萌え”を捨てるのか? 「彼が喜ぶニヤケ服」「清楚メイク」推しへの違和感「80年代のミポリン」の唇を猛プッシュ!! 読者を置いてけぼりにする「ar」流モテメイクの奇跡55万円の時計をつけて「高見え」ファッションを説く「Domani」のトンチンカンさ「CLASSY.」の「パリっぽい」特集第二弾、前回に増して雰囲気とアイテムだけのスカスカな中身に桃井かおりのカッコイイ女芸と松岡修造のタレント根性でおなかいっぱいになる、「婦人公論」の加齢特集