サイゾーウーマンカルチャー天理教の”夏祭り”へ潜入! カルチャー [短期連載]天理教のツマ、「宗教合宿」2泊3日潜入記【番外編・おぢばがえり】 天理教、22万人の信者が集う「おぢばがえり」に潜入! 「祭りじゃない祭り」の目的は 2018/08/22 21:00 カルチャー宗教天理教のツマ、『宗教合宿』2泊3日潜入記 電車とバスで、いざ天理駅へ オリエンテーリングとは、数人1組のグループで、スタートから必須ポイントを通過しつつゴールに向かう野外スポーツの一種のこと。なるほど。それならば、数人1組のグループごとに行動するのも頷けます。 こうしてお祭りではないことが納得でき、ついに当日。関東に住むわたしたち家族は電車で、夫の実家のひとたちはマイクロバスで、天理駅前で待ち合わせ。電車が天理駅ホームにすべりこむと、ここからもう「こどもおぢばがえり」が始まっていることに気づきます。ホームに天理教のゆるキャラ(ピッキーとリボン)の旗が無数にはためいているのですから。 さらに改札を出ると、それは顕著に。地方の新幹線停車駅に匹敵するほどどデカい天理駅の壁面に、ドーンと横断幕が張られているではありませんか。 <ようこそ おぢばへ 近鉄> <ようこそおぢばへ こどもおぢばがえり JR西日本> 驚くことに、鉄道会社のクレジット入り。これぞ宗教都市の貫禄。いよいよ市を挙げてのお祭……じゃなかった、イベントの様相を呈してきます。 駅前で義家族らと落ち合うと、まずは天理教本部まで歩きます。メンバーは、夫の両親と兄弟の家族2組、そして、その兄弟の子どもの友達だという、近所の小学6年生10人。みな、お揃いの帽子をかぶっており、わたしたちの子どももかぶるよう促されました。周りを見るとみな同じように、帽子、Tシャツ、タオル、タスキ……などを揃え、グループごとに移動しているのがわかります。 皆でぞろぞろ 一行で社殿のような場所までゆき、はとバスガイドさんのような旗を持ち、どうやら引率係のようになっている義弟夫婦が、「じゃあみんな、挨拶して」と言うと、小学生たちは素直なもんですね。 「今日はよろしくお願いします!」 と、気持ちよく声を揃えます。 「はいはい、みなさん、ここではね、3つの決まりがあります。まずは『生きるよろこびを味わうこと』。そして、『ものを大切にすること』。それに、『仲良くたすけあうこと』。この3つを心がけて、楽しんでくださいね」 「はい!」 そして参加記念品を受け取ると、ひとつめのアトラクションへゆくことになります。 次のページ 謎の歌声「おーちゃーおちゃおちゃ」が響く天理教 前のページ123456次のページ Amazon 東京ディズニーランド(R) ディズニー夏祭り 2018 関連記事 夫の実家は「天理教」!? 結婚5年目、奈良県天理市の「後継者合宿」に子連れ潜入してみたらアイドルや宗教は家族の代わりになるか? 無縁の共同体の可能性――佐々木俊尚×白河桃子対談創価学会員の元タレントが語る、清水富美加「幸福の科学出家騒動」に見る“宗教と芸能界”清水富美加「バカ弟子」、星野源「ありゃりゃりゃ」……幸福の科学“守護霊”の語る言葉創価学会員の元タレントが語る、清水富美加「幸福の科学出家騒動」に見る“宗教と芸能界”