サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビュー「GINGER」に突然現れた「膣」 カルチャー [女性誌速攻レビュー]「GINGER」4月号 セックスではなく健康のため! 突然の“膣マッサージ”提唱に見る「GINGER」の特性 2018/03/26 22:00 女性誌レビュー 「GINGER」4月号(幻冬舎) 「GINGER」4月号(幻冬舎)の付録は、数多くの雑誌や広告で活躍し、さまざまな女優・タレント陣から大絶賛されているヘア&メイクアップアーティスト・河北裕介氏監修の「美人リップブラシ」です。ネットでも大反響を呼び、書店でもなかなか手に入らないという声が上がっていました。さらに「美容誌を超えた!」というキャッチの通り、全30ページにわたり「河北メイク全解剖」を特集し、使用アイテムも細かく公開&はやりの「ツヤめく発光肌」を作るプロセスについてスキンケアやマッサージ含む全40工程に分けて徹底的に解説してくれています。その他、「太ストレート眉」「抜け感リップ」等の作り方も紹介されており、永久保存版間違いなし! いつも極端な企画でついていけないと感じることもある「GINGER」でしたが、ついに本領発揮という気がしました。他の企画も期待大!? 早速中身をチェックしていきましょう~! <トピックス> ◎魅惑のクローゼット ◎美肌も健康も「免疫力」がすべて ◎GINGER読者サポーター9000人のセキララVOICE 迷いを吹っ切った「GINGER」のパッション 最初に見ていくのは、今月のメイン特集「魅惑のクローゼット」です。クローゼットの中でクールにヘソ出しスタイルをキメる長谷川潤の表紙写真や「そこは、女の個性と生きざまを映し出す空間」「自分らしさが生まれる特別な場所」「女のクローゼットは、愛と人生でできている」といった雰囲気ポエムがインパクト大。 言わずと知れたアッパー主婦向け雑誌「VERY」(光文社)の専属モデル・クリス‐ウェブ佳子、タレントのMEGUMI、モデル業のほかにダンサー、パーソナルスタイリスト、空間デザイナーなどマルチに活躍する木下ココら、業界オシャレ人たちの“クリエイティブかつ世界観重視”のクローゼット紹介に、元ピチカート・ファイブの野宮真貴インタビューなど、濃い記事が続きおなかいっぱいです。 そんな同特集に対し、「今回はキラキラあこがれ方向の企画か~ごちそうさま!」と思っていたら、後半からはテイストが一変。「IKEA」「無印良品」「ニトリ」のグッズを駆使した収納テクニックに始まり、「片付け上手が教える収納Q&A」「DIYで叶える便利収納」「大人服にふさわしいハンガー選び」、そして「下着」「ソックス」「タイツ」といった、かさばりやすいアイテムの収納術などなど、全18ページにおよぶ総力特集が展開され、もはや実用書レベルでした。 前号の「小物」特集の際にも、世界観重視と利便性重視の両極端な小物収納術を提示していた「GINGER」に、「これでは読者も混乱必至……」「まるで理想と現実に揺れるアラサーの情緒不安定さのよう……」などと思っていましたが、迷いが吹っ切れたのでしょうか。今月の特集からは、理想も現実もどっちもほしい! という熱いパッションを感じました。やはり今月の「GINGER」は一味違う!? 0か100かの極端思考も、振り切れると見えてくる景色があるんですね。 次のページ 初めて登場した「膣」という単語 12次のページ Amazon GINGER(ジンジャー) 2018年 04 月号 [雑誌] 関連記事 「GINGER」小物特集でハイブランド連発も……アラサー女子の“情緒不安定さ”が垣間見えるワケ「GINGER」、“女が惚れる女”のファッションで大迷走!? 「もはや仮装」のトホホな展開に「1人映画は恥ずかしい」炎上を経て……「GINGER」女子の“自意識過剰”が大暴走!!男の“体目当て”をまったく見抜けない!? 「GINGER」アラサー向け片想い企画が「中学生レベル」田中みな実の“アラサー独女自虐”が浮き彫りにする、「GINGER」女子の生きづらさ