サイゾーウーマンカルチャーインタビュードルオタ夫婦2組が語るオタ生活 カルチャー 『ヲタ夫婦』座談会[前編] 「食事が菓子パンに」「一家3人で遠征」アイドルオタ夫婦2組が語る、“うちのヲタ活” 2017/08/05 19:00 ジャニーズインタビュー 娘もジャニーズ好きだから、一家でライブに行ける 太田 BiSやBILLIE IDLE(R)とか、渡辺(淳之介/プロデューサー)さんが手掛けるグループのファンって、そういう状況を楽しんでる印象がありますよね。10万円のチケットが出たとしたら「そう来たか!」みたいな。 田幸 そういうお金の使い方を、ご結婚されてちょっと緩めたりは? ヲタ夫 したんですけど、結婚したからというよりBiSの解散がきっかけですかね。 藍 私の言うことは、なに一つ聞き入れてくれませんでした。私はリリースイベントでも、全部の会場に行ったりしないんですけど、ヲタ夫は全部行きたいし、高価なチケットも新しく出たTシャツも全部買いたいタイプだったので、そういう「ガチ度のギャップ」に苦しみました。貯金もまったくしてないって言うし。 太田 彼女たちに何回でも会いたいっていう気持ちに、どこかのタイミングから「ここもここもコンプリートしなくちゃ」みたいな、コレクター的な気持ちも入ってくるんですかね? ヲタ夫 どうやっても全部のライブやイベントには行けないので、コンプリートするのは早々に諦めていたんですよ。でもやっぱりライブは、どの日でもちょっとずつ違うじゃないですか。それをたくさん見たいって気持ちがあったと思います。 田幸 ジャニーズを見るにしても、独り身だと多ステしやすいんですよね。うちの場合、ヲタ夫婦である一番のメリットは、娘もジャニーズ好きだから一家でライブに行けることなんですけど、それと同時に多ステしたら破産しちゃう(笑)。昨年は北海道にKinKi Kidsのコンサートを見に家族で遠征したんですけど、全てのお金が×3人になるので。 太田 僕らは子どもがいるっていうのが一番大きいですよね。どうしても生活の中で優先度の最上位に近いところに、子どもがいるので。 ――お子さんがいるとアイドルを見る目線も変わりますか? 太田 うちの子は高校2年なんですよ。だから、10代のアイドルは男女関係なく完全に子ども世代だから恋愛対象でもないし、子どもの発表会見てるみたいな気持ちで「頑張ってるなあ」って思ったりします。 田幸 こぶしファクトリーの子たちとか見てると、「娘と同い年くらいの子がこんなに頑張ってて、えらいわぁ」って。藍さんご夫婦にお子さんができたら、どんな感じになるのか気になりますね。 藍 まったく想像つかないんですけど……もしかしたら“子ども推し”みたいになっちゃうかもしれないね? アイドルの現場には行けなくなっちゃうかも(笑)。 ヲタ夫 そうなる可能性はありますね。 太田 女性アイドルはテレビで見られる機会も少ないから、お茶の間からの応援がしづらいのが難しいですよね。 藍 まだハロプロとかだったら、ファミリー席もあるし行きやすいと思うんですよ。ライブアイドルの現場にお子さん連れてくる人も見かけるんですけど、それで叩かれる場合もあるので、連れていくかどうかはケースバイケースですね。 ヲタ夫 「お子さん、かわいいですねー」みたいにアイドルの方から来てくれて、認知がもらえたりするので。 田幸 ジャニーズでもファミリー席があって、ちっちゃい子がいるとメンバーがかまってくれるから、そういうのはありますね。 次のページ 現場に対する“ガチ度の違い”が溝に 前のページ123次のページ Amazon ヲタ夫婦: アイドルヲタクな2人はこうして結婚できました。 (MOBSPROOF EX) 関連記事 ハロオタ&ジャニオタ座談会――「真のアイドル像」と「ジャニーとつんく♂」を徹底語り!ハロプロファンが語る、引退後の女性アイドルの“責務”とは? ジャニオタ&ハロオタ座談会「ジャニーズは伝統芸能」ジャニオタが生きる、ジャニーズという“社交界”の快楽ジャニーズファン的目線から感じた、“ハロプロ現場”の素敵な魅力と摩訶不思議なところジャニーズ好き目線で、ハロプロ番組『The Girls Live』や過去番組を見て気づいたこと